
事業本部紹介
鉄鋼製品本部
マーケット・産業への多様な接点を基盤に、低・脱炭素社会、サーキュラリティに資する 「バリューチェーン」 の構築を通じて、サステナブルな社会作りを実現
ビジネス分野
- 鉄鋼製品 製造・販売
- 低・脱炭素化に資する鉄鋼製品の製造(電炉)・トレーディング
- 鋼材加工・部品製造
- サービスセンターを通じた加工・JIT機能の提供、自動車部品を始めとした部品製造
- メンテナンス
- 構造物・設備の長寿命化に資するメンテナンス機能の提供
- リサイクル
- 金属資源本部と連携してのClosed Loopの構築
- 流通DX
- 低・脱炭素化社会・サーキュラーエコノミー実現に貢献するデジタルプラットフォームの提供
自動車産業バリューチェーン強化 (2分01秒)
ホットスタンプなどの高い技術力、グローバル供給体制を持つゲスタンプ社とともに自動車の安全性向上、環境負荷軽減に貢献
事業概要
鉄鋼製品本部では、製鋼・鋼材販売から加工・部品製造・メンテナンス・リサイクルまで、幅広いバリューチェーンにおいて事業を展開しています。
素材供給・加工・製造を通じたバリューチェーン構築
鉄鋼製造では、日本の独立系電炉メーカー最大手の大和工業(株)への出資を通じて国内外の事業基盤の拡充に取り組んでおり、 成長著しい新興国での鋼材供給体制を構築しています。また、鋼材トレーディングを行う三井物産スチール、エムエム建材、日鉄物産を通じてグローバルな販売ネットワークを確立しています。
加工サービスでは、米Steel Technologies LLCへの出資を通じ、北米約30カ所の加工拠点を保有。さらに、サプライチェーン下流となる部品製造においては、世界100カ所超に拠点を持つ自動車部品メーカーGestamp Automocion、世界最大級の風力発電タワーメーカーであるGRI Renewable Industriesへの出資など、製造業への出資参画を通じて鋼材トレーディング・加工にとどまらないバリューチェーンを構築しています。
低・脱炭素化社会・サーキュラーエコノミーに向けた新たな事業の開発
インフラ構造物の老朽化が国際的な社会課題になりつつある中、サーキュラリティへの関心の高まりに基づき、建造物・設備の長寿命化に資するメンテナンス事業を強化しています。19年にSHO-BOND & MIT インフラメンテナンス、21年に洋上風力発電機点検・修繕サービスを行うホライズン・オーシャン・マネジメントを設立。
低・脱炭素化社会の構築に向けては、素材供給での貢献に加えて、製品単位での温室効果ガス排出量をワンストップで可視化するプラットフォーム「LCA Plus」の提供を通じて、サプライチェーン上の各ステークホルダーが抱える課題の解決に取り組みます。
また、さらに提供可能なサービスメニューを拡大すべく、金属資源本部と連携の上、製造メーカー・顧客と協働してClosed Loopの構築に挑戦しています。
主なプロジェクト
- 大和工業グループとの電炉事業(タイ)
- Gestamp Automocion社との自動車向けプレス部品事業(スペイン、米州)
- Nucor社との合弁会社のSteel Technologies社が北米各地に鋼材加工拠点を展開(米州)
- 東元電機とのEV駆動用・産業用高効率モーター製造事業(インド)
- 宝武鋼鉄集団との鋼材加工物流事業(中国)
- ArcelorMittal Gonvarri社との自動車向け鋼材加工・販売事業(ブラジル)
- ショーボンドホールディングスとのインフラメンテナンス事業の海外展開(アジア)
- Global Energy Groupとの石油・ガスや再生エネルギーの海洋構造物ファブリケーション、修繕、技術支援事業(英国)
- GRI Renewable Industries社との風力発電用タワー・フランジ製造事業(スペイン)
- ホライズン・オーシャン・マネジメント社との洋上風力発電設備の点検・メンテナンス事業(日本)
関連リリース・トピックス
- 2022年8月3日TOPICS
- 国内初、サプライチェーン上で製品単位の温室効果ガス排出量を可視化するプラットフォーム、「LCA Plus」のサービス開始
- 2021年4月14日TOPICS
- 洋上風力発電設備の点検・メンテナンス事業会社を設立
- 2019年10月31日TOPICS
- インドでEV駆動用・産業用高効率モーターの製造工場を建設
- 2019年2月8日TOPICS
- ショーボンドホールディングスと海外事業展開に向けた合弁会社を設立
- 2017年9月29日適時開示
- 日鉄住金物産への鉄鋼事業の一部譲渡および日鉄住金物産の株式の追加取得に関する契約書の締結について