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三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀健一、以下「三井物産」)は、全世界を対象に石油ガスパイプラインなどの補修に関する機器製造、技術サービスを提供するSTATS (UK) Ltd.(スタッツ、本社:英国、以下「STATS社」)の全株式を創業者や在英国ファンドBGF社などより取得することに合意し、株式売買契約を締結しました。本買収は関連許認可取得後、2023年夏頃に完了予定です。
1998年創業のSTATS社は、世界9か国に拠点を持ち、パイプライン等の補修に関する機器、技術サービスを提供するグローバルプレイヤーで、高い技術力が必要とされる大径・高圧パイプライン向けサービスに強みを持ち、オイルメジャーを始め世界各国のパイプラインオペレーターに対し多くの実績があります。
今後石油・ガスパイプラインの老朽化が進む中、サーキュラーエコノミーの観点から補修需要の一層の高まりが見込まれます。また、脱炭素化社会の実現に向けた、水素や二酸化炭素の回収・輸送にも既存パイプラインの転用が有効であり、STATS社の技術・サービスの活用が期待されています。
三井物産は、鋼管などエネルギー開発に必要とされる鉄鋼製品販売を中心に培った業界知見・顧客ネットワークを活用したSTATS社製品販売拡大に加え、当社が手掛ける石油・ガス上流事業、CCS*1・水素関連事業と、STATS社機器・サービス提供との相乗効果を発揮したバリューチェーン強化に取り組んでいきます。
三井物産は、中期経営計画2026において、Global Energy Transitionを攻め筋の一つとして定めています。今回の株式取得を通じ、脱炭素社会への移行、サーキュラリティーに資するバリューチェーンを構築し、エネルギーの安定供給、環境と調和した社会づくりに貢献していきます。
*1 Carbon Capture and Storage(CO2回収・貯留)
会社名 | STATS (UK) Ltd. |
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所在地 | アバディーン、英国 |
設立年 | 1998年 |
代表者 | Leigh Howarth |
従業員数 | 342名(2023年1月現在) |
事業概要 | 石油ガスパイプライン等の補修に関する機器製造、技術サービス提供 |
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三井物産のマテリアリティ(重要課題)
三井物産は、「世界中の未来をつくる」を企業使命に、さまざまなステークホルダーの期待と信頼に応え、大切な地球と人びとの豊かで夢あふれる明日を実現すべく、サステナビリティ経営の重要課題としてマテリアリティを特定しています。 本件は、5つのマテリアリティの中でも、特に「安定供給の基盤をつくる」、「環境と調和する社会をつくる」の実現に資する取り組みです。
安定供給の基盤をつくる
豊かな暮らしをつくる
環境と調和する社会をつくる
新たな価値を生む人をつくる
インテグリティのある組織をつくる