
社会貢献活動
社員参加による活動
三井物産では、社員一人ひとりが会社生活とは異なる形で社会とのつながりをもち、社会的な課題への関心を高めていくことを大切にしています。
当社では、毎年、世界各地の社員がさまざまな社会貢献活動に参加しています。
2024年は、延べ2,098人の社員のボランティア活動となりました。社員が自ら地域や社会に貢献することを重視し、会社もボランティアの機会や促進する制度等を提供し、支援しています。
ボランティア休暇制度
当社は、社員の社会貢献活動促進のため、年間で5日間のボランティア休暇制度を設定しています。
社員の取り組み(1):ボランティア休暇を活用した組織的な活動事例
お台場海浜公園での環境美化ボランティア活動に参加
2025年5月、三井物産本店Business Reformation部の27名が、組織開発活動の一環として環境美化ボランティア活動に参加し、お台場海浜公園にて清掃活動を行いました。
参加社員からは、「屋外で、全員で協力して取り組むことでリフレッシュできた」、「チーム対抗形式で清掃を行ったことで、普段はあまり交流のないメンバー同士でも自然と会話が生まれ、組織としての一体感が高まった」といった声が寄せられました。
このような清掃活動は、陸上の美化にとどまらず、プラスチックの海洋流出を防ぐことで生態系への影響を抑制し、海洋汚染の防止や生物多様性の保全にも貢献します。
当社は今後も、個人での参加に加え、組織やグループ単位でのボランティア活動の促進を通じて、組織力の向上や社員を活かす環境づくりに取り組んでまいります。
Mitsui Global Volunteer Program(MGVP)
当社は、世界各地の社員がさまざまな社会貢献活動に参加し、社会課題の解決につなげていくことを目指し、Mitsui Global Volunteer Program(MGVP)を実施しています。MGVPは、ボランティア活動を行った年間の社員数×1,000円を、会社からNPO・NGO等の社会貢献団体に寄付するマッチング・ギフト方式のプログラムです。
2010年3月期の開始以来、寄付実績は12団体4,300万円に達しています。
MGVP寄付実績
社員参加プログラム
各地域における取り組み
ベトナム:清掃活動


2023年10月14日、ベトナム三井物産は環境保護活動の一環として、フーコック島のディンカウビーチで行われたビーチクリーン活動「Collect & Connect」に参加しました。人間が自然資源に与える影響について社員の意識を高め、日常生活から「環境に優しい」ライフスタイルへの変化を促すことを目的としています。本活動はビーチの安全性向上や、海岸の生態系保護、地元の観光業への支援にも繋がり、参加者全員が、地域社会に貢献できたことを喜びました。ベトナム三井物産は今後もビジネスだけでなく社員参加型の活動を通じて、ベトナムの地域社会に貢献していきます。
台湾:山掃除活動

台湾は丘陵地帯や山地が多く、3,000メートル以上の山が268あります。台湾の山々の美しさを人々に知ってほしいという思いから、2019年10月には山林への立ち入り制限が解除され、教育の分野やインフラ強化等、多方面で山の環境保全に取り組みが進んでいます。台湾三井物産の本社がある台北は盆地であり、山々に囲まれています。社員の健康増進や会社の一体感を高めることを目的に、台湾物産では新人社員が毎年山の掃除活動を企画し、ハイキングをしながらごみ拾いを実施しています。2023年は7月2日に、CEOや社員、社員の家族含め、28名が参加しました。今後も台湾三井物産は様々な活動を通し、地域社会に貢献していきます。
広東:清掃活動『健康・環境保護City-Walk』を開催


広東三井物産はCSR推進協議会を設置し、地域に密着した社会貢献活動を実施しています。環境保全に対する関心を高める為、ハイキングをしながらゴミ拾いをする「健康・環境保護City-Walk」活動を、2023年12月9日に実施しました。社員とその家族合わせて28人が参加し、社員同士だけではなく家族も一緒に環境問題について考える良い機会となりました。今後も広東三井物産は様々な活動を通じて、地域社会に貢献していきます。
日本:ペットボトルキャップ回収運動
九州支社ではペットボトルのキャップを回収しています。回収されたペットボトルの蓋の収益金は、認定NPO法人「世界の子どもにワクチンを日本委員会(JCV)」に寄付されます。今後も九州支社は誰もが参加出来る取り組みとしてこの活動を継続し、JVCの活動を支援していきます。
日本:荒川クリーンエイド清掃活動

2021年に、社内のサステナビリティ意識浸透施策として、PETボトル再生糸を使ったサステナブルシューズを作り社内販売する「サスシューズプロジェクト」を実施しました。本プロジェクトの売り上げ資金にて、当社出資先の三井物産アイ・ファッション株式会社が販売する海洋廃棄物から作ったマリブシャツ、およびサステナブルシューズの製造先である石川メリヤス有限会社の再生ポリエステル糸から作った軍手を約100組購入し、三井物産環境基金助成先の特定非営利活動法人荒川クリーンエイド・フォーラム(以下、ACF)に寄贈しました。2021年10月2日にACF主催の「ごみピカクリーンエイド」が清砂大橋周辺右岸(江東区)で実施され、寄贈したマリブシャツと軍手を着用し、ミス・アース・ジャパンおよびミセス・グローバル・アースの皆さんと一緒に清掃活動を行いました。







