
社会貢献活動
人材育成
様々な学習の機会と場の提供を通じて、新たな価値を生む人材の育成を目指します。
三井物産「サス学」アカデミー
「サス学」とは、サステナブル(持続可能)な未来をつくるための学びです。地球がかかえている課題をジブンゴトとしてとらえ、サステナブルな未来をつくるアイディアを周囲と協働し実行する力を育みます。「世界中の未来をつくる」を企業使命に掲げる三井物産だからこそ、次世代の子どもたちと共にサステナブルな未来づくりに取り組むことが大切と考え2014年に開講しました。2021年3月期は小中高各1校にて、三井物産「サス学」アカデミーを初めてオンラインで実施しました。実施後のアンケート結果を元に三井物産「サス学」アカデミーの学校導入と効果の検証を行い、その結果を2022年8月28日に開催された(一社)日本環境教育学会・第33回年次大会にて報告しました。発表後は聴講者との活発な質疑応答が行われ、三井物産「サス学」アカデミーに対する企業・教育機関からの関心度の高さが伺えました。

奨学金制度を通じた次世代の人材育成
三井物産貿易奨励会
公益財団法人三井物産貿易奨励会は、1927年に創立50周年を迎えた旧三井物産が、その記念として設立した「貿易の奨励」を目的とする財団法人であり、初代会長は旧三井物産初代社長の益田孝でした。戦後、旧三井物産解散に伴い休眠状態になっていましたが、1989年に国際交流支援として、海外からの留学生に対する奨学金の給付・宿泊施設の無償貸与を事業に加えて再スタートを切り、主にアジアの留学生への奨学金給付を続けています。
これまでの支援実績は延べ404名です。
三井物産インドネシア奨学基金
インドネシアは、当社がビジネスを通じて関係を構築してきた国の一つです。1992年、日本とインドネシアの一層の関係強化に寄与し、インドネシアの発展に貢献する優秀な人材を育成することを目指して、当社は本基金を設立しました。本基金では、インドネシア人高校生を奨学生として選抜し、日本語学校から大学卒業までの5.5年間を支えています。

このほかに、当社はモザンビークの大学生に支給する奨学金制度や、米国三井物産財団を通じた奨学金プログラムを運営しています。

グローバル人材育成
三井物産は、事業を展開する国や地域の未来づくりへの貢献を目指し、次世代を担う若者たちとの相互理解を深め、国際交流につながる活動に取り組んでいます。
日本研修を通じたグローバル人材育成
豪州三井物産は、日豪の若者の相互理解と友情の深化を図り、両国の関係強化に寄与することを目指して、1971年に「三井教育基金(Mitsui Educational Foundation)」を設立しました。本基金では、毎年8名の大学生を全豪の大学から選抜し、3週間の日本研修に派遣する活動を行っています。日本に関して幅広く学ぶ意欲を持つ優秀な若者たちが来日し、大学などの教育現場、企業や工場、そして歴史・文化的に意義のある場所などを訪問します。またホームステイで日本の生活様式を体験したり、当社に就職を予定している大学生と2日間にわたって交流を図るなど、日本を深く知るためのさまざまなプログラムが用意されています。
基金設立から2019年までの48年間で来日した学生たちは388名に上りました。


これまでの支援
TOMODACHI-Mitsui & Co. リーダーシップ・プログラム
当社は、次世代を担う若手のリーダー育成を目指し、米国政府と米日カウンシルが主導する官民パートナーシップ「TOMODACHIイニシアチブ」に創設時から2021年まで参画しました。2013年に開始した「TOMODACHI-Mitsui & Co. リーダーシップ・プログラム」は、日米の社会人を対象に20名を選抜し、両国への派遣を通じて「リーダーシップ、イノベーション、起業家精神」をテーマに、政府系部門、産業界のトップ層、若手リーダーとの対話や現地視察を通じて、次世代のグローバルリーダーとしての視野と知見を広げます。また、東日本大震災被災3県からの日本代表団参加奨励により、復興を担うリーダー人材の育成と、米国代表団の被災県訪問を通じ、震災復興での新たな交流創出、地方の文化振興、インバウンド観光や産業振興等の課題に取り組み、被災地のコミュニティー再生を支援しました。これまでの日米代表団の参加若手社会人リーダーは、累計139名となりました。
