ビジネス界からも参画を。COP28の成果から考える、削減目標への取り組み方
2023年、28回目となる国連の気候変動枠組条約締約国会議、通称「COP28」が開催されました。各国のリーダーたちや専門家、民間企業、そして市民社会からの参加者が議長国であるアラブ首長国連邦(UAE)のドバイに集い、喫緊の環境課題を議論した約2週間。一体どんなことが決まり、私たちの暮らしにどんな影響をもたらすのでしょうか。
事前に注目されていたアジェンダは、大きく3つでした。パリ協定の目的達成に向けた進捗を評価するグローバル・ストックテイク(GST)、前年のCOP27で大きく進捗した気候変動の影響に伴う損失と損害、そして、化石燃料の段階的廃止です。
前回に続き、本会場で多くの議論を見守った国際NGO「気候ネットワーク」の田中 十紀恵さんに、COP28の決定事項と、ビジネス視点での捉え方についてうかがいます。