温暖化をめぐる情勢は大きく変化しており、日本における中長期目標は大幅削減を選択して行くことが求められている。その実現に向けて、排出量取引、炭素税、再生可能エネルギーの買取制度などの施策の実施とともに、中長期的な対策を担う人材の養成が重要である。　そこで当団体では、次世代を担う子どもたちに対して、早くから温暖化の問題に向き合う機会を提供することを目的にしたプログラム「プロジェクトClimate」の開発と、そのための人材養成、実施の仕組みづくりを行う。具体的には、専門家との協働により温暖化に関するテーマごとの学習プログラム（アクティビティ）を約30種類開発し、学校などの現場で試行、評価、見直しを行う。完成したアクティビティについては、実施者の視点から進行の手順やポイントなどをまとめたマニュアルを作成する。併せて温暖化の正しい知識や情報を普及する指導者の養成も行う。