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三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀 健一、以下「三井物産」)は、米国のスペシャリティ・化学品大手企業のCelanese Corporation(本社:テキサス州ダラス市、「セラニーズ社」)と折半出資で設立したFairway Methanol LLC(以下「フェアウェイメタノール社」)の工場(テキサス州パサデナ市)で、周辺プラントから排出される産業由来の二酸化炭素(CO2)を原料としたメタノールの製造を開始しました。最大で年間18万トンのCO2を有効利用してメタノールを年間13万トン増産します。これにより、メタノール年間製造能力は163万トンとなりました。
本メタノールの増産は、CO2を回収・有効利用するCCU(Carbon Capture and Utilization)の取組みの一つで、CO2を資源として捉え素材や燃料に再利用することで、大気中への排出を抑制するカーボンリサイクルを実現するものです。これにより、三井物産はフェアウェイメタノール社でのバイオメタノール(マスバランス方式)やデンマークSolar Park Kasso ApS(「ソーラーパーク・カッソー社」)でのe-メタノールと共に低炭素メタノールの製品ポートフォリオを拡充します。
三井物産は中期経営計画2026において、Global Energy Transitionを攻め筋の一つとして定めています。GHG(温室効果ガス)排出量の少ない次世代燃料バリューチェーン構築を進める中で、CCUにより化学品製造時の化石燃料使用量を低減させ、社会全体の持続可能な発展に貢献します。
三井物産のマテリアリティ(重要課題)
三井物産は、「世界中の未来をつくる」を企業使命に、さまざまなステークホルダーの期待と信頼に応え、大切な地球と人びとの豊かで夢あふれる明日を実現すべく、サステナビリティ経営の重要課題としてマテリアリティを特定しています。 本件は、5つのマテリアリティの中でも、特に「安定供給の基盤をつくる」、「豊かな暮らしをつくる」、「環境と調和する社会をつくる」の実現に資する取り組みです。
安定供給の基盤をつくる
豊かな暮らしをつくる
環境と調和する社会をつくる
新たな価値を生む人をつくる
インテグリティのある組織をつくる