三井物産株式会社（本社：東京都千代田区、社長：安永 竜夫、以下「三井物産」）と、米国化学品大手のCelanese Corporation（本社：テキサス州ダラス市、以下「セラニーズ社」）が折半出資して設立したフェアウェイメタノール社は当初計画通りの年間生産能力130万トン規模でメタノールの生産を開始しました。

本事業では、シェール革命による原料ガスの安定供給と価格競争力に加え、テキサス州パサデナ市にあるセラニーズ社の既存インフラを活用することで事業の優位性を確かなものとしています。製造したメタノールは両社が引取り、三井物産は主に米国内で販売します。メタノールは住宅建材、自動車・エレクトロニクス用高機能樹脂、医薬品用途など需要の裾野が広く、産業の基礎原料として今後も安定的な需要の伸長が見込まれます。三井物産はメタノールの安定的な供給を通じ、幅広い産業の発展に貢献していきます。

三井物産は米国におけるシェールガス事業を起点として、ガス・バリューチェーンの川下にあたる化学品・インフラ分野等の裾野を拡大しています。そして、上流であるガス生産事業と合わせて、ガス価格変動の影響を受けにくい強靭で安定した事業ポートフォリオを構築していきます。

合弁会社概要

出資構成図

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