長野県北部地震で被災した栄村において、行政の震災対応が原状復旧の範囲内に留まる中、集落の復興を軸にすえた震災復興のプラン策定と実施を住民主体で行う。具体的には、①栄村の震災復興ビジョンならびに復興計画を住民自身の手で策定し、住民と専門家から成る復興ビジョン懇談会、専門家支援グループ会合等を開催する。②被害が激甚な集落のうち2つ（青倉、小滝）をモデル集落として、集落の復興活動を支援する。③古民家の再生と活用、公民館・公営集合住宅の建設と集落景観の保全、圃場整備事業、都市との交流の活発化、広報誌の発行等の事業を展開する、という3つの活動を行う。