三井物産株式会社（本社：東京都千代田区、社長：堀 健一、以下「三井物産」）は、米国西部8州を中心に歯科医院への経営サービスを提供するシグニチャーデンタルパートナーズ（Signature Dental Partners, LLC）（本社：米国アリゾナ州、以下、SDP）の100%親会社であるシグニチャーデンタルパートナーズホールディングス（Signature Dental Partners Holdings, LLC）の優先株を引き受けました。本投資を通じて、三井物産は、SDPの筆頭株主であるタイリーアンドディーアンジェロパートナーズ（Tyree & D'Angelo Partners）並びにSDP経営陣と協力し、同社の今後の成長を支援します。

SDPは、米国アリゾナ州フェニックスを本拠地とし、西部を中心に60軒以上の歯科医院に対して非医療業務である医院経営支援サービスを提供する事業者（Dental Service Organization：DSO）として急成長しています。歯科医療従事者が医療行為にのみ集中し質の高い医療を提供できるよう、医療従事者と協調した働き易い環境を整えています。SDPは、今回の出資資金を活用し、米国西部での歯科医院の追加買収や提携を通じて、共同調達力などを強化し、成長を加速していきます。三井物産は今回の出資参画を通じて、これまでの日本での透明マウスピース歯列矯正事業やシリコン加工入れ歯製造販売、アジアの医療機関運営の知見を活かして付加価値を提供します。また、三井物産の総合力を発揮し、世界最大のヘルスケア市場、最大の歯科市場（約14兆円）の米国で、人々の豊かな暮らしづくりに貢献します。

三井物産は、患者中心の医療への転換を図ると共に、そもそも医療が必要となる前に病気を予防する、さらにその先で一人ひとりの心身を満たすウェルビーイングの仕組みづくりが重要と考えています。そして「医療・予防・ウェルビーイング」の全てが充足した「ウェルネス」の世界を実現するために、実践の「場」を持つ強みと「デジタル」を掛け合わせて、様々な事業を推進しています。本件は、口腔健康と全身健康の密接な関係性から、予防という側面において、その重要度を増してきている歯科に着目、予防意識の高い消費者との接点として歯科医院の価値・機能拡大に努め、人々のQuality of Life向上に寄与するための具体的施策の一つです。

Wellness, the new wealth. - 三井物産は、当社の考えるウェルネスが世界中の人々にとっての新しい「豊かさ」となる未来を創造します。

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