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三井物産の森

「三井物産の森/金目山林」が自然共生サイトに認定されました

2025年5月23日


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三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀 健一、以下「当社」)が全国に保有する社有林「三井物産の森」のひとつ、山形県西置賜郡小国町に所在する金目山林(以下「本山林」)が、2024年度後期「自然共生サイト」に認定されました。

「自然共生サイト」とは、国立公園などの保護区域を除いた、民間の取組などによって生物多様性の保全が図られている区域を国が認定するものです。認定区域は、既存の保護地域との重複箇所を除いてOECM(Other Effective area-based Conservation Measures)として国際データベースに登録され、30by30目標(2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効率的に保全しようとする世界目標)の達成にも貢献する取組となっています。
当社が2005年より保有している本山林は、磐梯朝日国立公園の朝日連峰に近く、小国町の面積の約90%を占めるブナを主体とした広葉樹林で、山林内に荒沢と黒沢の二つの水系を育んでいます。また、ブナ林はその樹皮の白さから、小国町では「白い森」と呼ばれています。
本山林の面積の約99%は天然林で、主に原生林に近いブナ林が残存しており、その希少性とツキノワグマやニホンカモシカ等の大型哺乳類を含む在来動植物種からなる生物多様性価値が評価され、自然共生サイトとして認定に至ったものです。残りの約1%の人工林においても広葉樹の生育を促し、将来的には全域を天然林とすることを目指しています。
「三井物産の森」が「自然共生サイト」に認定されるのは、2023年度の「三井物産の森/清滝山林」に続き、2カ所目となります。
当社は自然共生サイトがOECMとして国際データベースに登録されることを通じて、国家戦略である30by30目標達成に貢献してまいります。こうした環境保全の取組は、「三井物産の森」における持続可能な森林経営を基盤とし発揮される機能の一環であり、当社は引き続き健全な森林管理を通じて森林の持つ機能を維持・増進させることにより、持続可能な社会の実現を目指してまいります。

認定サイト一覧 | 自然共生サイト|30by30|環境省