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地域別活動事例

中南米

ブラジル三井物産基金

ブラジル三井物産は現地の関係会社とともに、2008年2月にブラジル三井物産基金を創設しました。同基金は、日伯両国の友好発展と交流拡大に貢献する人材の育成を目指した活動を支援しています。

Águas da Mantiqueira Project Águas da Mantiqueira Project
TIPITIX TIPITIX

PIPAプロジェクト

ブラジルでは100人に1人が自閉症患者といわれており、障害への対処と教育の困難さから、家族や社会への大きな負担となっています。PIPAプロジェクトは、現在ブラジルで主に使用されている薬物療法に頼らず、生活療法を通して自閉症児が自立できるよう支援するもので、サンパウロ日伯援護協会が2006年から運営しています。使われている生活療法は、日本の武蔵野東学園創立者である北原博士が考案したもので、ブラジルでは初の取り組みです。当社は、プロジェクト運営資金の一部を寄付し、より多くの自閉症児が社会の一員として受け入れられ、自立した生活ができるように支援しています。日系人に限定せず、ブラジル人自閉症児、特に経済的に恵まれない自閉症児を対象としており、このプロジェクトの実績を上げることで、生活療法がよりブラジルで知名度を増し、採用されることが期待されています。

藤田・二宮チェアー

本法学講義プログラムは、JICAと三井物産ブラジル基金が助成をし、サンパウロ大学が主催するものです。同大学の学生や若手研究者を中心に日本社会・文化への理解を深め、日伯友好関係の拡大に貢献できる人材を育成することを目的としています。

Tipitixプロジェクト

バルカレナ市の地域農業食品起業支援の取り組みで、名前はマンディオカの加工に使われる土着の編みかごに由来します。地元の生産物、特にマンディオカの品質と付加価値を高め、様々な市場や消費者に届けることを可能にすることで、自治体の農家の収入創出を支援することを目的としています。本プロジェクトは、三井物産ブラジル財団とのパートナーシップによるHydro Fundの取り組みであり、PEABIRU研究所がTIPITIXの実施パートナーとして、将来の運営に向けた現地グループの準備が整うまでの間、プロジェクトの初期運営を担っています。


Águas da Mantiqueiraプロジェクト

Serra da Mantiqueira地域における生物多様性保全、地域計画、持続可能な社会経済発展を目的に、トヨタ財団が農業研究開発財団(FUNDEPAG)とのパートナーシップにより2017年に創設しました。ブラジル三井物産基金は、2022年からトヨタ財団およびFUNDEPAGと提携しています。

カエルプロジェクト

心理学者の中川博士が中心となり、日本からブラジルに帰国した子どもが現地の学校や社会にスムーズに順応するためのプロジェクトで、おもにサンパウロ市内の公立学校において無料で実施されています。このプロジェクトは、サンパウロ市政府教育局と共同で、以下の三つの面から子どもたちのケアを行っています。
(1)心理面(遊戯、読書、作文、カウンセリングなど)
(2)学習面(就学サポート、補習授業、ポルトガル語学習など)
(3)環境面(父母や学校指導部・教員へのオリエンテーションなど)
また同プロジェクトで得たノウハウを活用し、ワークショップ開催など、活動の幅を広げています。