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三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀 健一、以下「当社」)は、事業パートナー(以下「プロジェクト出資者」)と共に、アブダビ国営石油会社(以下「ADNOC」)がアラブ首長国連邦ルワイス工業都市で推進するルワイスLNGプロジェクト(以下「本プロジェクト」)の最終投資決断を行ったことを本日お知らせします。なお、当社は在オランダの100%子会社MBK Investment Management Netherlands B.V.(以下「MIM」)を通じ出資参画する予定です。
本プロジェクトは、年間960万トンの生産能力を持ち生産開始時期は2028年を予定している中流液化事業となります。総開発費を主に構成するLNGプラント建設のEPC契約価格は約55億米ドル(約0.9兆円)*1、MIM持分で約5.5億米ドル(約880億円)*1を予定しています。
1970年代のADNOC LNGプロジェクトへの参画を皮切りに、当社はグローバルにLNG事業を推進して参りましたが、ADNOCとの約50年に及ぶ良好な関係を通じ、事業パートナーに選定されると共に、LNG引取りに基本合意しました。当社は、中期経営計画2026においてGlobal Energy Transitionを攻め筋の一つとして定め、天然ガス・LNGを重要な役割を担う現実解として位置づけています。本プロジェクトは、長期的な安定収益基盤を担うことに加え、クリーン電力を活用予定のE-Drive設計*2による生産時のGHG排出の対応策を備えた低炭素LNG事業でもあり、持続可能な形で脱炭素社会への移行に寄与する取組みとなります。当社は、今後もグローバルな天然ガス・LNG事業の推進を通じ、エネルギーの安定供給、人々の豊かな暮らしや社会の持続的発展に貢献していきます。
なお、本件による2025年3月期連結業績への影響は軽微です。
*1 生産開始までに発生するCAPEX(設備投資額)。
*2 原料ガスを圧縮するコンプレッサーの駆動に従来のガスタービンではなく電動モーターを採用する設計。
プロジェクト出資者概要
会社名 | 出資比率 |
---|---|
Abu Dhabi National Oil Company(ADNOC) | 60% |
MBK Investment Management Netherlands B.V.(MIM) | 10% |
bp子会社 | 10% |
Shell子会社 | 10% |
TotalEnergies子会社 | 10% |