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モアティーズ炭鉱/ナカラ回廊鉄道・港湾インフラ事業の持分売却に係る基本条件の合意について

2021年1月21日


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三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:安永竜夫、以下「三井物産」)は、Vale S.A.(以下「Vale」)とモザンビーク共和国でモアティーズ炭鉱事業(以下「モアティーズ」)およびナカラ回廊鉄道・港湾インフラ事業(以下「ナカラ」、両事業を併せ「本事業」)を推進しています。今般、三井物産が保有する本事業の全持分とこれに付随する融資を、本事業を主導するValeにそれぞれ1.0米ドルで譲渡するにあたっての主要条件を定めた基本合意書を、2021年1月20日付けで締結しました。

本譲渡は、関係者との詳細条件の合意と両社で必要な社内許可の取得を経て持分譲渡契約を締結し、関連許認可取得等を含む一定の前提条件を充足後に2021年中に完了することを目標としており、持分譲渡契約の締結に至った際には、改めてお知らせいたします。

三井物産は、2017年3月にValeより、モアティーズの95%権益を保有する同社子会社の15%持分、およびナカラを推進する同社子会社の50%持分を取得し、本事業の開発推進と操業改善に取り組んで参りましたが、Valeが中核事業への集中とESGの観点から石炭事業からの撤退を決定したことを受け、事業ポートフォリオ再構築の一環としてValeへの売却を決定致しました。尚、Valeは当社より本事業を取得した後も操業を継続し、最終的には第三者への売却を検討する予定とのことです。

本事業の譲渡実行に伴い見込まれる損失に関しては現在精査中であり、今後開示すべき事項が発生した場合には速やかにお知らせいたします。尚、2020年10月30日に公表した2021年3月期の通期連結業績予想では、本事業に係る損失を考慮しております。

モアティーズ炭鉱事業の概要

事業内容 石炭の生産・販売
権益保有比率 三井物産・Vale持株会社:95%(内訳:Vale 85%、当社 15%)
モザンビーク鉱物資源公社:5%
当社投融資簿価 約0百万米ドル(2020年9月末時点)

ナカラ回廊鉄道・港湾インフラ事業の概要

事業内容 石炭・一般貨物・旅客の輸送及び積出
権益保有比率 三井物産・Vale持株会社:約100%(内訳:Vale 約50%、当社 約50%)
モザンビーク共和国現地株主:少数
当社投融資簿価 約500百万米ドル(2020年9月末時点)

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