三井物産株式会社（社長：安永竜夫、以下「三井物産」）は、2016年7月に持株会社International Columbia U.S. LLC（以下「ICU」）へ出資し、同社子会社であるColumbia Asia Healthcare Pte. Ltd. （以下「CAH」）を通じ、病院事業者コロンビアアジアグループに参画、マレーシア、インド、インドネシア、ベトナムの計29病院・クリニックにて事業を展開しております。当社は、地域に根差し高品質且つ効率的な医療サービスの提供を強みとするコロンビアアジアグループの企業価値向上に向け、収益向上・成長戦略策定・ガバナンス強化・オペレーション効率の改善等に、事業パートナーの創業家一族と共に取り組んで参りました。また、2018年3月には追加出資を行い、組織再編や病院の新設・拡張、IT強化等を通じ事業の成長を加速化させて参りました。
今般、ICUはCAHからインド事業を展開するColumbia Asia Hospitals Private Limitedを切り離した上で、CAHをHLT Healthcare Holdings Limited（マレーシアコングロマリットグループのHong Leong Group及び米大手PEファンドTPGが組成するJ/V）に約1,200百万米ドル（約1,300億円相当）で売却することに合意しました。当社は、これまでのコロンビアアジアグループ病院事業を通じ培った経験を活かし、急速な成長期にあるアジアヘルスケア市場の医療需給ギャップ解消に引き続き貢献していく考えです。
尚、本売却に伴う当社取込益は、本年4月26日に公表した2020年3月期通期連結業績予想に織り込まれています。

1. International Columbia U.S. LLC概要

2. コロンビアアジアグループ概要

3. 投資スキーム図 （インド事業切り離し後）