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ベトナム海老生産加工事業会社Minh Phu社への出資参画

2019年5月16日


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三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:安永 竜夫、以下「三井物産」)は、世界最大の海老生産加工事業会社であるMinh Phu Seafood Joint Stock Company(以下「Minh Phu社」)と同社株式の35.1%を取得することで合意しました。

Minh Phu社はベトナム南部に2つの加工工場と900haの養殖池を有し、海老の養殖から加工・販売までの垂直統合事業を強みとしています。加工度の高い付加価値品をはじめ幅広い商品ラインアップを持ち、米国や日本を中心とする約50か国へ輸出(Minh Phu社はベトナムにおける海老輸出シェアの約2割を有します。)しています。

三井物産は、2013年にMinh Phu社傘下の加工工場の一つであるMinh Phu Hau Giang Joint Stock Company(以下「MPHG社」)に出資参画し、同社の企業価値向上に貢献してきました。今般、親会社であるMinh Phu社への出資を通じて、これまでMPHG社で行った取り組みをMinh Phu社グループ全体に展開するとともに、当社がグローバルに培ってきた販売網を通じ、Minh Phu社の売上を拡大していきます。加えて、養殖池や加工工場でのデジタル技術・AIの活用や、養殖池から販売までのサプライチェーン見直し・効率化を通じて、Minh Phu社の更なる成長を支援します。

三井物産は、中期経営計画で新たな成長分野の一つとして“ニュートリション・アグリカルチャー”、つまり“食と農”の分野を定めました。世界における良質かつサスティナブルなタンパク質の需要は、欧米のみならず中国はじめアジアでの人口増・中間層拡大に伴い増加傾向にあります。当社は本出資参画を通じて、生産性向上と安定供給、食の高付加価値化へ取り組んでいきます。

養殖海老(ブラックタイガー)

養殖海老(ブラックタイガー)

Minh Phu社製品(エビフライ)

MinhPhu社製品(エビフライ)

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