三井物産株式会社（本社：東京都千代田区、社長：安永竜夫、以下「三井物産」）とケンコーマヨネーズ株式会社（以下「ケンコーマヨネーズ」）は、米国マセチューセッツ州の食品製造・販売会社Hans Kissle Company, LLC（以下「Hans Kissle」）の株式を100%取得しました。出資金額は約120億円で、特別目的会社「MKU Holdings, Inc.（出資比率：三井物産80%、ケンコーマヨネーズ20%、以下「MKU」）」を通じて12月31日付で株式取得を完了しました。

米国では人口増を背景に食品市場が拡大しており、近年は、消費者のライフスタイルの多様化により食におけるニーズが変化しています。そうした中でも、より安心安全で美味しい食品を調理の手間なく食べたいという普遍的なニーズが従来にも増して重視されており、中食（なかしょく）の市場が年率8%程度で急成長しています。

Hans Kissleは1984年の設立以来、米国東海岸北部の大手食品スーパー向けを中心に、デリ惣菜やメインディッシュ、デザートなど幅広い食品の開発製造・販売を展開してきました。長年に亘り築いてきた高い品質管理レベルによる安心安全で美味しい商品の開発製造実績を強みに、成長する米国中食市場で着実にビジネスを拡大しています。

三井物産は中期経営計画で「リテール・サービス」を成長分野の一つと定めています。今回の株式取得を機に、三井物産の米国関係会社で油脂加工・食品製造を手掛けるVentura Foodsの製品をデリ・総菜製造に活用するなど連携し、Hans Kissleの競争力向上及び販売チャネル・地域の拡大を図り、米国における中食事業に取り組んでいきます。

Hans Kissle社概要

Hans Kissle製の総菜