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ノルウェーの炭素繊維強化圧力タンクメーカーへの出資参画

2016年3月1日


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三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:安永竜夫、以下「三井物産」)は、ノルウェーのオスロ証券取引所上場企業であるHexagon Composites ASA(以下「ヘキサゴン社」)に25%出資参画することで合意するとともに、ヘキサゴン社と業務提携契約を締結しました。ヘキサゴン社は世界最大の樹脂ライナー製炭素繊維強化圧力タンク(以下「コンポジットタンク」)メーカーで、出資総額は833百万ノルウェークローネ(約110億円)を予定しています。

世界的に温暖化対策が喫緊の課題となっている中、自動車を中心とした輸送機器のエネルギー消費削減に向けた解決策の一つとして部品・材料の軽量化が重視されており、炭素繊維などの軽量化素材を使用した部品市場が急速に拡大する見込みです。こうした中、ヘキサゴン社は拡大する天然ガスなどの輸送・貯蔵需要に対応して、軽量かつ耐久性、安全性の高いコンポジットタンクを供給しています。その実績を活かして、最近では水素を燃料とし走行中に有害物質を排出しない燃料電池自動車向けに高圧水素タンクを開発しています。

三井物産とヘキサゴン社は、コンポジットタンクの販売を軸として、約20年にわたり強固なパートナー関係を構築してきました。今回の出資参画と業務提携を機に、三井物産は事業資産及びグローバルネットワークを活用してヘキサゴン社の事業拡大に取り組むと共に、輸送機器分野における温暖化ガス排出削減の課題解決に貢献していきます。

三井物産は新中期経営計画で掲げた7つの攻め筋における事業展開に取り組んでおり、本件は「資源・素材」・「モビリティ」の2つの攻め筋に跨ります。同事業分野では昨年4月、学校法人金沢工業大学の革新複合材料研究開発センターと複合材料研究に関する協力協定書及び機械貸借契約を締結、炭素繊維複合材料による自動車部品等製造の新製法に関する共同開発を開始しています。

ヘキサゴン社概要(2014年末時点)

正式名称 Hexagon Composites ASA<ヘキサゴンコンポジット エーエスエー>
所在地 Korsegata 4B. P.O. Box 836 Sentrum. NO-6002 Ålesund, Norway
ノルウェー、オーレスン市
設立年月 2000年
代表者 JON ERIK ENGESET, CEO & President<ヨンエリック エンゲセット>
売上高 1,651百万ノルウェークローネ(約220億円)
事業内容 樹脂ライナー製炭素繊維強化圧力タンク製造販売事業
ウェブサイト

http://www.hexagon.no/

主な事業分野

主な事業分野

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