三井物産株式会社(社長:堀 健一、以下「三井物産」)は、農林中央金庫(代表理事理事長:奥 和登)、三菱鉛筆株式会社(社長:数原 滋彦)、日東電工株式会社(社長:髙﨑 秀雄)とともに、投資事業会社E12 Venture Capital, LLC(以下「E12 Ventures」)が組成した米国スタートアップ投資ファンド「E12 Venture Capital Fund I, L.P.(以下「E12 Fund I」)」に合計105百万米ドル(約150億円)を出資しました。E12 Fund Iは2022年11月に組成・運営開始し、2023年11月に募集を完了しました。
E12 Venturesは、三井物産100%子会社のベンチャー投資会社であるMitsui & Co. Global Investment, Inc.(以下「MGI」)および、2010年設立以降複数のファンド運営を通じてシードステージのスタートアップへの優良な投資実績を有する米国ベンチャーキャピタルMorado Ventures, LLC(以下「Morado」)が共同で運営します。三井物産が様々な分野で有する産業知見と、Moradoの強みであるAI/テクノロジー分野での投資知見の双方を活用し、主に米国でのスタートアップ投資による投資収益の最大化を目指します。E12 Fund Iでは、クライメートテック、アグリ/フードテック、デジタルヘルスやフィンテックなどの幅広い領域に着目し、世界が直面する重要課題解決に取り組むアーリーステージのスタートアップを投資対象とします。
今回出資参画した4社は、E12 Venturesの支援のもと、米国への人材派遣を通じて各社の注力領域におけるスタートアップへの出資・協業機会の発掘を目指します。三井物産は、MGIを通じて2001年から培ったベンチャーキャピタル投資事業の深化を図りながら、業態進化につながる案件の発掘を狙います。
会社概要
E12 Venturesの概要
会社名 | E12 Venture Capital, LLC(イートゥエルブ ベンチャーキャピタル エルエルシー) |
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所在地 | 米国カリフォルニア州 |
株主構成 | Mitsui & Co. Global Investment, Inc. Morado Ventures, LLC 農林中央金庫 |
設立年 | 2022年 |
事業概要 | ベンチャー投資ファンドの管理・運営 |
ウェブサイトURL |
E12 Fund Iの概要
ファンド名称 | E12 Venture Capital Fund I, L.P.(イートゥエルブ ベンチャーキャピタル ファンド ワン エルピー) |
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General Partner | E12 Venture Capital, LLC |
Limited Partner | 三井物産株式会社 農林中央金庫 三菱鉛筆株式会社 日東電工株式会社 |
ファンド組成日 | 2022年11月11日 |
ファンド期間 | 10年間 |
ファンドサイズ | 105百万米ドル(約150億円) |
MGIの概要
会社名 | Mitsui & Co. Global Investment, Inc.(ミツイアンドカンパニーグローバルインベストメントインク) |
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所在地 | 米国カリフォルニア州 |
株主構成 | 三井物産株式会社(100%) |
設立年 | 2001年 |
事業概要 | ベンチャー投資ファンドの管理・運営 |
ウェブサイトURL |
Moradoの概要
会社名 | Morado Ventures, LLC(モラードベンチャーズ エルエルシー) |
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所在地 | 米国カリフォルニア州 |
設立年 | 2010年 |
事業概要 | ベンチャー投資ファンドの管理・運営 |
ウェブサイトURL |


三井物産のマテリアリティ(重要課題)
三井物産は、「世界中の未来をつくる」を企業使命に、さまざまなステークホルダーの期待と信頼に応え、大切な地球と人びとの豊かで夢あふれる明日を実現すべく、サステナビリティ経営の重要課題としてマテリアリティを特定しています。 本件は、5つのマテリアリティの中でも、特に「豊かな暮らしをつくる」の実現に資する取り組みです。
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安定供給の基盤をつくる
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豊かな暮らしをつくる
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環境と調和する社会をつくる
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新たな価値を生む人をつくる
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インテグリティのある組織をつくる