人材戦略

三井物産では、2023年5月に中期経営計画2026を公表し、「Creating Sustainable Futures」のテーマの下、中期経営計画実現に向けた全社戦略として人材戦略を含め5つのCorporate Strategyを設定しました。

人的資本は持続的な価値を生み出す重要な経営資本の一つとして位置づけられ、三井物産グループ競争力の源泉である事業ポートフォリオの絶え間ない変革を続ける力を支えています。人的資本の最大化に向けては、「グローバルでの多様な『個』の活躍推進」の着実な実行が必要です。そのために強い「個」の育成、インクルージョン、戦略的適材配置の3つの主要テーマを掲げ、具体的な施策を展開しています。

これら3つを柱に、自律的なキャリア形成(挑戦・経験・学び)を後押しする施策・環境整備に向けた人材への投資を加速します。

人材戦略

社員エンゲージメント

三井物産では、経営戦略と人材戦略の着実な実行を進めるにあたり、社員一人ひとりが各自の取り組んでいる業務と関連付けてその目的を理解し、持続的な企業価値の向上につなげていくサイクルが重要と考えています。

このサイクルを適切に実行していくため、社員エンゲージメントを人材戦略の成果を測る重要な経営指標の一つと位置付け、社員エンゲージメントを定点観測し、組織の課題と向き合うツールとして、三井物産グループを対象にMitsui Engagement Survey(MES)を毎年実施しています(関係会社は任意実施)。

本サーベイは客観性・透明性を担保するため、社外の業務委託先へ対象者が匿名で直接回答する形式で年1回実施しています。

MESの結果は各地域・組織単位での分析とアクションプランを通じて、社員が当事者となって現場での組織開発に活用しています。また同時に経営メンバーも、経営会議での結果の分析・討議を通じた人材戦略の策定や施策の見直しなどの重要な役割を担うことから、「社員エンゲージメント」及び「社員を活かす環境」の肯定的回答率の前期対比での増減は、取締役(除く社外取締役)を対象とした報酬制度の一要素としています。

三井物産グループでは、MESの結果を社員エンゲージメント向上の取組みにつなげ、その結果として持続的な企業価値向上を実現していきます。

社員エンゲージメント