三井物産株式会社

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大野山林(北海道)

三井物産の森

三井物産の森林経営

三井物産は北海道から九州まで、全国76か所に所在する約45,600ヘクタールの社有林「三井物産の森」を保有しています。当社は各山林の個性を活かしながら、森林が持つ多様な価値を守り、育て、社会に還元することで、100年先の未来につづく持続可能な森づくりと新たな価値創造に取り組んでいます。

「三井物産の森」のあり姿

「三井物産の森」のあり姿

三井物産の森林経営の土台となるのは、森林が持つ多様な機能を守り育て、持続可能できれいな森林を実現する適切な森林管理です。当社は、広大な森林を保有し、貴重な自然資本を預かるものとして、長期的な視点で必要な施業を適切に実施し、各山林の特徴に応じた森林経営・管理を行っています。
「三井物産の森」のあり姿では、適切な森林管理を起点に、森林の価値を可視化し、その価値を発揮・活用し、そこから得られる価値を森づくりへ還元する循環を目指しています。

具体的には、公益的機能の強化、CO2吸収・固定、生物多様性や生態系サービスの保全・向上、水源涵養、災害防止といった社会的価値に加え、森林資源の戦略的活用、資源用途の多様化、社有林という場の活用、伝統文化の保全など、総合商社ならではの機能を活かした価値創出に取り組んでいます。
こうした取り組みを実効性あるものにするため、三井物産は森林経営方針の策定や価値創出の方向性を担い、三井物産フォレストは各山林の現場に根差した森林管理を担っています。両社は、地域社会、行政、関係団体、事業パートナーなど森林を取り巻く多様なステークホルダーと連携しながら、持続可能な森づくりと新たな価値創造を進め、信頼の醸成に繋がる山づくりに努めています。

森のプロ集団:三井物産フォレスト

三井物産フォレストは2004年に設立された三井物産の100%子会社であり、三井物産から社有林管理を包括的に受託し、「三井物産の森」における森林管理の実務を担っています。東京本社と、札幌、帯広、平取、名古屋、長島の5拠点で、約60人の職員が全国の社有林の管理・育成に取り組んでいます。
同社は、森のプロフェッショナルとして、安全作業を大前提に、植栽から丸太販売までの一連の造林・素材生産に加え、路網インフラ整備、資源量把握、山林ごとのゾーニングに基づく適時施業、直営作業班の維持、人材育成などを進めています。さらに、各山林の所在地域における行政、関係団体、地域の方々などのステークホルダーと連携しながら、三井物産と一体となり、各山林の特性に応じた持続可能な森林管理を支えています。
また、森林管理の高度化に向け、航空レーザーセンシング、ドローン、クラウドGIS、高性能林業機械、ICT技術・地理データの活用など、DX化にも取り組んでいます。森林資源情報や地形情報を一元管理し、施業計画立案の高度化、災害時の迅速な状況把握、作業安全性・生産性の向上、省力化につなげています。

全国の社有林の管理・育成

三井物産フォレスト株式会社ウェブサイト

森林認証

三井物産の森は持続可能な森林経営に向けて森林認証を取得しています。

森林認証とは、森林の管理方法が、環境・社会・経済の各側面で定められた基準に適合しているかを、独立した第三者が審査・認証する制度です。違法伐採や無秩序な森林伐採の防止、生物多様性の保全、地域社会や労働者等への配慮、持続可能な林産物利用の促進につながるものです。
国際的に広く普及している森林認証制度には、FSC®認証とPEFC認証があります。日本にはSGEC認証があり、2016年以降PEFC認証と相互承認の関係にあります。三井物産では、三井物産の森全山林について2006年にSGEC認証を取得し、2009年にはFSC®認証を取得しています。これらの森林認証を、社有林の管理水準を客観的に確認し、責任ある森林管理を継続的に改善していくための仕組みとして位置づけています。

森林認証

FSC®認証が目指すもの

FSC®認証とは、国際的な森林認証制度を運営する非営利国際会員制組織Forest Stewardship Council®(森林管理協議会)が定める原則と基準に基づき、責任ある森林管理を第三者が審査・認証する制度です。日本国内のFSC森林管理(FM)認証では、2020年12月に発効した日本国内森林管理規格FSC-STD-JPN-01.1-2020が使用されており、同規格は定期的な見直しの対象です。三井物産は、規格の動向も踏まえながら、三井物産フォレストとともに、FSC®の考え方に沿った森林管理の維持・改善に努めています。

三井物産の森とFSC®

三井物産は、国内76か所の森林で、森林管理を対象とするFM認証(Forest Management)を三井物産が取得し、認証材の加工・流通過程を確認するCoC認証(Chain of Custody)を三井物産フォレストが取得しています。これにより、森林管理から認証材の供給までのチェーンをつないでいます。
三井物産は、日本におけるFSC®組織の事務局である特定非営利活動法人 日本森林管理協議会(NPO法人日本森林管理協議会/FSCジャパン)の会員として、同協議会に理事を選任するなど、認証制度の普及や認知度向上に協力してきました。日本国内のFSC森林管理規格の策定・改定に関する議論にも参加し、大規模森林所有者として現場の実情を踏まえた意見出しや、当社社有林でのフィールドテストの実施などを通じて、実効性ある規格づくりに協力しています。
三井物産はFSC®の「森林管理の原則と基準」並びにSGECの森林管理認証の基準と指標を遵守して、森林の整備に努めていきます。

三井物産(FM)ライセンス番号:FSC® C057355
三井物産フォレスト(CoC)ライセンス番号:FSC® C031328

FSC®認証材の製品化の流れ

FSC®認証材の製品化の流れ