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三井物産環境基金

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特定非営利活動法人 熱帯森林保護団体

養蜂事業によるアマゾン先住民の経済的自立の確立

活動助成

案件概要

アマゾン熱帯雨林の火災は2019年、国際的にも報道され注目を集めた。残された森とそこに暮らす先住民を守ることは地球環境にとって重要な課題である。本案件は、アマゾン熱帯林における先住民インディオによる養蜂事業を行う。当事業は森の保護・存続に貢献するだけでなく、森で暮らす先住民が経済的な自立手段を得る意味でも画期的である。これまでの活動により、2つの集落で蜂蜜の生産流通の環境が整い、これをモデルケースとして他地域にも展開できれば事業の自立運営や他地域への拡大も期待できる。本案件は先住民独自の文化を継承しつつブラジル社会との共生を実現し、加えてSDGsの目標にも合致する画期的な事業である。 [案件No. K19-0037]

2019年度案件決定時公表資料はこちら (PDF 1.32MB)

対象領域
人間と社会のつながり
助成年度
2019年度 活動助成
助成期間
2年(2020年4月~2022年3月)
助成金額
4,800,000円
対象地域
ブラジル連邦共和国
外部へ出荷する蜂蜜を持つカラパロ族の養蜂士

団体概要

案件担当者:南 研子
助成団体
特定非営利活動法人 熱帯森林保護団体
代表
代表兼理事長 南 研子
設立年
1989年
設立目的
地球の酸素供給源であるブラジル アマゾンの熱帯林が、経済優先の論理にもとづく開発により減少の一途を辿っている。当団体は熱帯林の保護および有史以来、この地域で生活を営んでいるインディオと呼ばれる先住民の存続支援を目的として設立。現地における熱帯林保護や先住民支援プロジェクトと併行し、日本国内においても講演会等を開催し、より多くの人に状況を伝える目的で啓発活動を実施している。
活動内容
(1)熱帯林保護事業:多発する自然発火を防ぐための先住民による消火・防火活動支援、野生生物保護、減少する薬草調査事業。
(2)経済自立支援事業:先住民の経済的自立を目的とした養蜂事業などの支援事業。
(3)医療支援事業:免疫の無い病気に侵された時の緊急支援、医薬品等の物資支援事業。
スタッフ数
常勤3名/非常勤3名/会員980名(1団体)
WEBサイト
https://rainforestjp.com
担当者の声
アマゾン先住民の養蜂事業は、ブラジル市場に蜂蜜を流通させ先住民の経済的自立を促進すると同時に、自然環境を壊すことなく、蜂の受粉により熱帯林の再生と活性化を促し、種の多様性が守られることが期待される。

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。