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三井物産環境基金

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公益社団法人 日本国際民間協力会

屎尿分離型衛生式トイレの技術移転による、貧困地帯の衛生環境改善

活動助成

案件概要

ケニア各地に散在する貧困地帯では、多くの家庭にトイレがなく、野外排泄が日常化している。トイレがあっても、ケニアで一般的な地面を掘った作りのピットラトリントイレでは、大雨などで糞尿が地上に溢れてきたり、ビクトリア湖周辺のような地下水位が高い地域では、屎尿と地下水が中で混じり合ってしまう。そのため、水や土壌は汚染し、コレラや下痢症を始めとする水系感染症が蔓延することから、多くの人々が命を落としている。また、野外排泄はもちろん、ピットラトリントイレでも、ハエが穴の中に侵入し病原菌の媒介を行う。本事業案件は、こうした状況の改善を目的とし、衛生環境の改善に有用な屎尿分離型衛生式トイレの技術移転を現地で推進することで、住民たちが自らの手で、問題の解決をできるようにする。 [案件No. K19-0082]

2019年度案件決定時公表資料はこちら (PDF 1.32MB)

対象領域
地球環境
助成年度
2019年度 活動助成
助成期間
1年(2020年4月~2021年3月)
助成金額
2,335,000円
対象地域
ケニア共和国キスム郡キスム西準郡東キスム区コゴニ準区 及び、カカメガ郡イコロマニ準郡イスル区ムコンゴロ準区ブシアンガラ村
ブシアンガラ村のエコサントイレ。高床式で水の侵入を防ぐ。

団体概要

案件担当者:西岡 哲平
助成団体
公益社団法人 日本国際民間協力会
代表
ケニア事務所 現地統括 西岡 哲平
設立年
1979
設立目的
この法人は、開発途上国における生活困窮者が生活基盤の向上及び経済的自立を達成し自助成長するために必要な援助を行うとともに、本邦も含めた災害による罹災者に対する必要な援助を行う。また、本邦を含めた地球環境保全対策及び文化保全活動を行い、これらの活動に関する調査、啓蒙活動、支援活動並びに人材の育成を行う。もって、国際協力を推進し、本邦並びに開発途上国の経済の発展並びに国内外の災害支援及び文化、環境保全対策に寄与することを目的とする。
活動内容
(1)海外事業
  • 環境保全(インド、ケニア等)
  • 教育・職業訓練・青少年育成(ヨルダン等)
  • 生計向上(インド、ケニア、フィリピン等)
  • 保健医療・衛生改善(インド、ケニア等)
  • 緊急人道支援(ヨルダン等)

(2)日本国内事業
  • 環境保全
  • 緊急災害支援(東日本大震災、西日本豪雨など)
  • 人材育成(インターンシップ)
  • 開発教育(教育機関、民間企業・団体等での講演など)
スタッフ数
常勤15名/非常勤2名/会員304名(13団体)
WEBサイト
https://kyoto-nicco.org/about/index.html
担当者の声
日々の生活に精一杯の貧困地域の住民たち。衛生環境にまで手が回らないため、貧しさが健康の悪化を招き、より貧しい状況が生み出されます。当会は、本事業がそのような悪循環を断ち切るきっかけになるものと信じて、頑張ります。

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。