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三井物産環境基金

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特定非営利活動法人 熱帯森林保護団体

ブラジル アマゾン先住民の経済的自立を目的とした養蜂事業

活動助成

案件概要

生物多様性が豊かな熱帯林の環境を生かした養蜂事業は、支援対象地域が抱えている問題を解決する一案として効果的である。未だ貨幣経済が完全に確立していないこの地域は、数年後は貨幣制度が導入することが必至であり、現地住民であるインディオは差別の対象として、ブラジル社会の最下層に従属する危機にある。地域住民の協働や外部NGO等の連携を図り、ブラジル社会の制度に沿って蜂蜜の流通と市場を外部に確保することで、ブラジル社会との共生を望める。独自の文化を継承しつつ存続というオルタナティブが実現でき、加えてSDGsの目標12に該当する画期的な事業であると確信する。 [案件No. K18-0010]

2018年度案件決定時公表資料はこちら (PDF 691KB)

対象領域
人間と社会のつながり
助成年度
2018年度 活動助成
助成期間
1年(2019年4月~2020年3月)
助成金額
2,800,000円
対象地域
ブラジル連邦共和国
カラパロ族の養蜂士による蜂蜜採取作業

団体概要

案件担当者:南 研子
助成団体
特定非営利活動法人 熱帯森林保護団体
代表
代表 南 研子
設立年
1989年
設立目的
地球の酸素供給源であるブラジル アマゾンの熱帯林が、経済優先の論理にもとづく開発により減少の一途を辿っている。当団体は熱帯林の保護および有史以来、この地域で生活を営んでいるインディオと呼ばれる先住民の存続支援を目的として設立。現地における熱帯林保護や先住民支援プロジェクトと併行し、日本国内においても講演会等を開催し、状況をより多くの人に理解して頂く目的で啓発活動を実施している。
活動内容
(1)熱帯林保護事業:多発する自然発火を防ぐための先住民による消火、防火活動支援、野生生物保護、減少する薬草調査事業。
(2)経済自立支援事業:先住民の経済的自立を目的とした養蜂事業などの支援事業。
(3)医療支援事業:免疫の無い病気に侵された時の緊急支援、医薬品等の物資支援事業。
スタッフ数
常勤2名/非常勤3名/会員980名(1団体)
WEBサイト
http://www.rainforestjp.com/
担当者の声
当事業は熱帯林保護と同時に、未だ貨幣経済が確立していない当地域において、現地住民の経済的自立のモデルケースとなる。この成功例を広げインディオが経済的に自立すればブラジル社会において共生の道を選ぶことが可能となる。

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。