三井物産環境基金
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INDEX="19"
NAME="マレーシア・サバ州で、野生ゾウの保護施設と村のために、現地の人々と保全について語りながら井戸を掘る"
TYPE="活動助成,"
YEAR="2018年度,"
AREA="アジア,"
KIND="NPO,"
ORG="特定非営利活動法人 ボルネオ保全トラスト・ジャパン"
特定非営利活動法人 ボルネオ保全トラスト・ジャパン
マレーシア・サバ州で、野生ゾウの保護施設と村のために、現地の人々と保全について語りながら井戸を掘る
活動助成
- 案件概要
旭山動物園と当法人は10年間サバ州野生生物局に協力して生物多様性保全活動を行っている。2012年野生ゾウの一時的保護施設(BES)を建設した。ゾウは大量の水を必要とするため、国道の水道管からチューブで水を引いているが、水道局が定期的に断水するため水不足になっている。今後BESを拡大するには水の安定供給が必須であり、井戸建設を行う。ゾウの飼育や井戸建設の技術的アドバイスは、日本の動物園が行う。また、現在BESにエサ運搬を依頼している村はエコツアーも熱心に行っているが、水不足で井戸建設したが挫折している。村人と共に井戸建設を行い、野生動物への理解も深め、生物多様性保全活動を地元とともに行う。 [案件No. K18-0035]
- 対象領域
- 生態系・共生社会
- 助成年度
- 2018年度 活動助成
- 助成期間
- 2年(2019年4月~2021年3月)
- 助成金額
- 5,800,000円
- 対象地域
- マレーシア国サバ州

団体概要

- 助成団体
- 特定非営利活動法人 ボルネオ保全トラスト・ジャパン
- 代表
- 理事 森井 眞理子
- 設立年
- 2008年
- 設立目的
- ボルネオでは1990年代からアブラヤシのプランテーションが急速に拡大し、オランウータンなどの野生生物は生息地の減少・分断化により、個体数の減少や遺伝子の多様性の喪失が進行している。ボルネオゾウなどは人間と生活域が重なり、住民との軋轢が高まっている。現地の人々と協働し、ボルネオの生物多様性の保全をめざす。また、日本とマレーシアの子どもに環境教育を行い、次世代に“野生生物と人間が共生”できる社会をつなげる。
- 活動内容
-
- 緑の回廊プロジェクト キナバタンガン川下流域の保護区と保護区の間の土地を確保し、分断化された生息地をつなぐ。
- ボルネオへの恩返しプロジェクト 甚大な農業被害を及ぼすボルネオゾウのために、保護施設の建設・運営を支援する。
- 環境教育 人間の生活には必要だが環境負荷の大きいパーム油の利用法や野生動物との共生を考える。
- オランウータンの吊り橋プロジェクトやサイチョウ保全プロジェクト、孤児ゾウのミルク支援など。
- スタッフ数
- 常勤1名/非常勤2名/会員280名
- WEBサイト
- http://www.bctj.jp
- 担当者の声
- 開発 or 保全という二者択一の選択は現実的な解決にはならない。また環境問題は彼の地に生きる人が負う問題ではなく、全人類に課された問題である。子どもたちには問題を体感し、自らの力で解決方法を模索して欲しい。
これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。