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公益財団法人 世界自然保護基金ジャパン

地域住民主導で行うトラとヒトの衝突防止活動によるスマトラトラの個体数回復プロジェクト

活動助成

案件概要

本事業は住民とスマトラトラとの遭遇や衝突事例が多数報告されるBBS国立公園北部ブンクル州の5村を対象として、国立公園当局及び地方行政機関と協力し、人的要因によるトラの個体数減少をくい止めることを目的とする。5村のうち3村では、昨年度貴基金の助成により既に支援を実施し、成果を上げた。1年次の成果に手応えを感じた対象村の村長や国立公園当局はWWFインドネシアに対し、対象地を拡大して事業を継続することを要請したため、2-3年次では対象地を5村に広げて事業を実施する。特に、1~3年次の集大成として、トラとヒトの共存を目指した村の条例を制定・発効し、事業の効果を制度化することで社会実装の実現を目指す。 [案件No. K18-0057]

2018年度案件決定時公表資料はこちら (PDF 691KB)

対象領域
生態系・共生社会
助成年度
2018年度 活動助成
助成期間
2年(2019年4月~2021年3月)
助成金額
12,000,000円
対象地域
インドネシア国スマトラ島
スマトラトラの写真

団体概要

案件担当者:相馬 真紀子
助成団体
公益財団法人 世界自然保護基金ジャパン
代表
森林グループ インドネシア森林保全担当 相馬 真紀子
設立年
1971年
設立目的
世界自然保護基金(WWF)は1961年にスイスで設立され、現在、世界で約500万人の会員・寄付者に支えられ、約100か国で活動している。日本では1971年にWWFジャパンとして発足して以来、「人類が自然と調和して生きられる未来」を目指して熱帯林や湿原、河川、湖沼、干潟などのウェットランド、サンゴ礁の保全などを実施してきた。近年では、地球温暖化や海洋汚染への対応など、地球規模の課題にも対応しつつ活動を推進している。
活動内容
  • 生物の多様性を守る活動として、絶滅の恐れが高い野生生物の保全活動をインドネシアやタイ、ミャンマー、極東ロシアなどで実施している。
  • 持続可能な調達を日本企業に促すための活動として、紙や木材、パーム油など森林産品の調達に関する各種セミナーや企業への働きかけを実施している。
  • 環境汚染、および気候変動に対応するための活動として、日本におけるエネルギー需給の分析や二酸化炭素排出削減シナリオ作成等を行っている。
スタッフ数
常勤74名/会員45,665名(140団体)
WEBサイト
https://www.wwf.or.jp/
担当者の声
絶滅危惧種であるスマトラトラの生息地を守ることと、その付近で暮らす地域の人々の生活を守ること、どちらも大切です。トラと人間が共生できるコミュニティのあり方を、地域の住民と一緒に考えていきたいと思います。

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。