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三井物産環境基金

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特定非営利活動法人 イカオ・アコ

雨水のリユースシステム構築による、安全な飲料水と適切な衛生環境を提供する事業

活動助成

案件概要

フィリピン・ボホール州の離島・中山間地域は、現在でも安全な飲料水を容易に入手できない問題を抱えている。海岸沿いや離島の井戸は海水混じりで飲み水には適していない。離島に住む住民は海を渡って飲料水を購入して日常生活を送っている。飲料水確保のコストと時間が大きな負担となっている。
本案件では、そうした地域の住民が簡単に安全な飲み水を獲得できるように、雨水を貯留して安全な飲み水を生成する設備を提供する。対象地域に最適な規模のタンクを住民自身によって建設し、管理可能な浄水システムを導入し、持続可能な雨水利用のシステムを作り上げる。 [案件No. K18-0062]

2018年度案件決定時公表資料はこちら (PDF 691KB)

対象領域
資源循環
助成年度
2018年度 活動助成
助成期間
3年(2019年4月~2022年3月)
助成金額
6,800,000円
対象地域
フィリピン共和国ボホール島
建設する予定の雨水貯留タンク(事例)

団体概要

案件担当者:後藤 順久
助成団体
特定非営利活動法人 イカオ・アコ
代表
理事長 後藤 順久
設立年
1997年
設立目的
戦後フィリピンで残留日本人の支援活動を行っていた、元軍人の土居潤一郎氏が、地元のフィリピンのためになる活動がしたいと現代表・後藤順久に声をかけ、1997年に日本人・フィリピン人の両方に利益のある環境活動を始めることになった。マングローブの植林などの活動を通して、日本人とフィリピン人の友好を深め、友情と共に環境意識を育てていくというのがイカオ・アコのモットーである。
活動内容
1997年、西ネグロス州シライ市で始めたマングローブの植林活動は、ネグロス島の各地やボホール島に広がりを見せている。マングローブの植林だけでなく、山地での植林や環境教育、エコツーリズム、フェアトレード、有機農業、ごみの減量化などの住民の生計向上支援、青少年育成など活動の幅が広がってきているが、すべては「日本人とフィリピン人が共に環境を守る活動を継続する」という活動方針に沿ったものである。
スタッフ数
常勤13名/非常勤5名/会員375名(4団体)
WEBサイト
http://ikawako.com
担当者の声
感染症の発生数低下や衛生環境改善から地域住民の健康状態が向上するインパクトが予測される。また、衛生環境改善は子供の教育環境に繋がり、子供が不調に悩まされることなく学習に集中できると考える。

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。