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一般社団法人 南相馬農地再生協議会

原子力被災地をクリーンエネルギーと資源循環の先進地に・・・相双菜の花プロジェクト「油菜のさと」

活動助成

案件概要

東日本大震災及び福島第一原発事故による放射能汚染と長期避難により、広大な耕作放棄地と限界集落を抱えてしまった福島県相双地域。その大地と暮らしを菜の花栽培で再生すべく市民主導、草の根主導で沸き起こった「相双菜の花プロジェクト」。その営みから発生するバイオマスによりクリーンエネルギーと液肥を創出し大地に還元し、資源循環の仕組みを可視化し体験化する施設群「油菜のさと」の整備を目指す。事業は「A基本計画」「B技術開発(汎用化)」「C技術検証(環境負荷と除染効果)」「D情報提供」から構成され「実現可能」な基本計画書を策定し、その後に続く「実施設計」「整備事業」「運用開始」に速やかに移行することを目指す。 [案件No. K18-0090]

2018年度案件決定時公表資料はこちら (PDF 691KB)

対象領域
資源循環
助成年度
2018年度 活動助成
助成期間
2年(2019年4月~2021年3月)
助成金額
4,400,000円
対象地域
福島県 南相馬市・浪江町・飯舘村および周辺地域
遺伝子組換えのない安心な国産菜種を栽培する南相馬の菜の花畑。

団体概要

案件担当者:杉内 清繁
助成団体
一般社団法人 南相馬農地再生協議会
代表
代表理事 杉内 清繁
設立年
2014年
設立目的
東日本大震災の地震、津波に起因する福島第一原発事故による放射能汚染の農地を再生するために、食用作物を栽培し、収穫物の6次化を図り、破壊された地域社会の再構築を目指すと共に農業の復活を目指す。また農業残渣を利用し再生可能エネルギーの生産を通じて循環型社会を創出・実現する事業を行う。農地再生・循環型社会創出の推進、啓蒙、全放射能汚染地域の農業再生と地域社会再興に寄与することを目的とする。(定款より)
活動内容
主に南相馬市の農家と連携し、放射能汚染に強い食用菜種油「油菜(ゆな)ちゃん」及び関連商品を生産、加工、販売している。商品企画、安全性などについて地元高校、大学、行政、研究機関、企業、全国からのサポーターと連携しつつ、津波と放射能で荒んでしまった被災地の原野にいろどりと生気を与え、ふるさとの風景と被災者の生きがいを取り戻すための市民主導の復興運動である。今後段階的に資源循環社会の構築を目指していく。
スタッフ数
常勤3名/会員38名(6団体)
担当者の声
食の安全を追い求めた有機農家の私から、津波と放射能は一度は未来を奪いました。しかしこの地で生きていく術を、ナタネが教えてくれました。今度こそ自然と共生する循環社会の希望の種を、次の世代に繋いでいきたいと願います。

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。