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三井物産環境基金

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特定非営利活動法人 熱帯森林保護団体

先住民の経済的自立を目的とした養蜂事業

活動助成

案件概要

貨幣制度導入の弊害を回避したい!アマゾン先住民居住地域で養蜂事業を展開。
約2万人の先住民が自給自足の生活を営んでいる、アマゾンのシングー先住民居住地域は、開発の影響で数年内に貨幣制度が入ってくると考えられている。ほかの地域で、貨幣を得るために木材の違法伐採などを受け入れている例があるため、現在、森林を壊さずに貨幣収入を得る手段の構築が急がれている。当団体はその手段として養蜂事業に着眼。同地の養蜂技術の向上や流通の確保などを進める。先住民らが主体的に事業を行い、正当にブラジル社会への参加を果たすことが最終目的だ。 [案件No. K17-0007]

対象領域
人間と社会のつながり
助成年度
2017年度 活動助成
助成期間
1年(2017年10月~2018年9月)
助成金額
2,700,000円
対象地域
ブラジル連邦共和国 マトグロッソ州 シングーインディオ国立公園内の7部族(マチプ族、ナフクワ族、アウェチ族、カラパロ族、カマユラ族、イアラピチ族、ワウラ族)
各集落で採取した蜂蜜

団体概要

案件担当者:南 研子
助成団体
特定非営利活動法人 熱帯森林保護団体
代表
代表 南 研子
設立年
1989年
設立目的
経済優先の論理に基き、地球の酸素供給源であるアマゾンの熱帯林が、開発により減少の一途を辿っているブラジルの現状において、その地域で営んでいるインディオと呼ばれる先住民の存続支援と熱帯林保護を目的とする。また日本国内において講演会等を開催し、その状況をより多くの人に理解して頂く目的で啓蒙啓発活動を実施している。
活動内容
(1)熱帯林保護事業:多発する自然発火を防ぐための先住民による消火、防火活動支援、野生生物保護、減少する薬草調査事業。(2)医療支援事業:免疫の無い病気に侵された時の緊急支援、医薬品等の物資支援事業。(3)経済自立支援事業:女性の経済的自立を目的とした工芸品作成や協同畑の道具購入等の支援事業。
スタッフ数
常勤3名/非常勤2名/会員約800名
WEBサイト
http://www.rainforestjp.com/
担当者の声
本案件が未だ貨幣経済が完全に確立していない地域において、現地住民の経済的自立に繋がるモデルケースとなり、この成功例を支援対象地域に広げ、現地住民であるインディオがブラジル社会において共生の道を選ぶことができる。

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。