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三井物産環境基金

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公益財団法人 世界自然保護基金ジャパン

インドネシアにおけるトラと住民が共存できる村落開発

活動助成

案件概要

野生のトラの個体数倍増を目指し、人とトラが共存できる開発を進める。
野生のトラはアジアの途上国を中心に生息しているが、過去100年間で10万頭から3200頭にまで減っている。インドネシアでは、スマトラトラの生息地である国立公園内に住民が不法に農地を広げたため、生息地を追われて人里に出たトラが、住民らに駆除されるという事態が起こっている。本活動は、農地開拓をしなくとも生計を向上させられるような高付加価値農業や、トラと衝突した際の対処法等を住民に指導。人とトラが共存できる開発の方法を確立し、他のトラ生息国に拡大する。 [案件No. K17-0011]

対象領域
生態系・共生社会
助成年度
2017年度 活動助成
助成期間
1年(2017年10月~2018年9月)
助成金額
4,400,000円
対象地域
インドネシア スマトラ島 ブキ・バリサン・セラタン国立公園とその周辺地域
対象地域の野生のトラ

団体概要

案件担当者:相馬 真紀子
助成団体
公益財団法人 世界自然保護基金ジャパン
代表
会長 徳川 恒孝
設立年
1971年
設立目的
世界自然保護基金(WWF)は1961年にスイスで設立され、現在、世界で約500万人の会員・寄付者に支えられ、約100か国で活動している。日本では1971年にWWFジャパンとして発足して以来、「人類が自然と調和して生きられる未来」を目指して熱帯林や湿原、河川、湖沼、干潟などのウェットランド、サンゴ礁の保全などを実施してきた。近年では、地球温暖化や海洋汚染への対応など、地球規模の課題にも対応しつつ活動を推進している。
活動内容
  • 生物の多様性を守る活動として、絶滅の恐れが高い野生生物の保全活動を極東ロシアおよびインドネシア各地で実施
  • 持続可能な調達を日本企業に促すための活動として、紙やパームオイルなどの調達に関する各種セミナーや企業への働きかけを実施
  • 環境汚染、および資源・エネルギーの浪費を削減するための活動として、日本におけるエネルギー需給の分析や二酸化炭素排出削減シナリオ作成等
スタッフ数
常勤61名/非常勤17名/会員48,497名
WEBサイト
http://www.wwf.or.jp/
担当者の声
国立公園と周辺地域において野生のトラと地域住民が共存できる方法をコミュニティが一丸となって考え、実践していくために、様々な農村開発アプローチが有用だと考えられます。適切な介入をコミュニティと一緒に考え、実践していきます。

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。