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三井物産環境基金

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特定非営利活動法人 NEKKO

「Niwakatpun Tanuman(ナツメヤシによる局所植林の新技法)」にて世界遺産の棚田を保全する事業

活動助成

案件概要

新技法「NIWAKATPUN TANUMAN」で、世界遺産の棚田を保全する。
世界文化遺産の棚田が広がるフィリピンのイフガオ州。急激な近代化の影響で若い働き手が都会へ出稼ぎに行き、棚田の維持管理が困難な状況に陥っている。そこで、根が深く絡み合って砂防壁の役目を果たすナツメヤシの苗木を、崩壊しそうな場所にピンポイントで植樹する新技法で、棚田保全を図る。「NIWAKATPUN TANUMAN」といい、少予算で、高齢者や女性でもでき、景観も損なわない唯一の技法だ。ナツメヤシの苗木の生産や植栽の技術も伝え、住民たちで継続できる環境をつくる。 [案件No. K17-0046]

対象領域
地球環境
助成年度
2017年度 活動助成
助成期間
3年(2017年10月~2020年9月)
助成金額
5,500,000円
対象地域
フィリピン イフガオ州 バナウエ郡 ウハ村とその近隣
苗木を運ぶ作業員(交通費がなく休学中の高校生)たち

団体概要

案件担当者:冨田 一也
助成団体
特定非営利活動法人 NEKKO
代表
事務局長 冨田 一也
設立年
1993年
設立目的
地球上で自然環境が破壊されたり、災害や貧困等で苦しんだりしている地域で、緑化事業の企画と実践ならびに知的支援、生活指導、医療支援等の国際協力事業を行い、地球本来の環境保全と不特定多数の人々の利益増進に寄与するとともに、国内ではまちづくりも推進することを目的とする。
活動内容
  • 平成5年12月、民間団体「国際葛グリーン作戦山南」を設立。
  • 平成12年12月、環境庁から大臣表彰を受賞。
  • 平成14年、JICAと連携してイフガオ州の世界遺産棚田の保全に関わる植林活動を開始。
  • 平成26年、団体名を「特定非営利活動法人NEKKO」と改名して、生計向上事業や植林事業の充足を図り、日本からボランティアを多数受け入れ活動を展開。
スタッフ数
常勤4名/非常勤2名/会員900名
WEBサイト
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/5172/kuzu/
担当者の声
急激な環境変化による人口流出で、世界遺産の棚田が崩壊の危機にある。イフガオの若者たちが街へ出て残されたお年寄りが細々と棚田の管理をするが人手が足りない。本事業ではお年寄りだけでも棚田の保全が可能な植林の新技法を採用し、少ない人手でも少しづつでも、この棚田を守るための活動を続けなければならない。まずは動き出すことだと考えている。

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。