三井物産環境基金
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INDEX="49"
NAME="生態系の「多様性—機能性の関係」に立脚した森林再生への指針提示"
TYPE="研究助成,"
YEAR="2017年度,"
AREA="日本全国,北海道,"
KIND="大学,"
ORG="国立大学法人 横浜国立大学 環境情報研究院 准教授 森 章"
国立大学法人 横浜国立大学 環境情報研究院 准教授 森 章
生態系の「多様性—機能性の関係」に立脚した森林再生への指針提示
研究助成
- 案件概要
知床の生態系の多様性と機能性を定量化。200年先を視野に動態を予測し、復元策を提案。
食料供給や気候調整などの生態系サービスは、多様な生物種が相互に作用しあい、有機物の分解や土壌の養分保持など、多様な機能を発揮することで成立している。生態系修復には、種の多様性と機能の多様性、双方の視点が重要だ。本研究は、知床の森林において、植物や土壌の生物多様性と機能性を定量化してきた。今期も継続するほか、自然再生の試みの異なる場所でも定量化を進める。知見をもとに「プロセスベースモデル」という手法で200年先を見据えた森林動態予測を行い、包括的な回復手法を提言していく。 [案件No. R17-0062]
- 対象領域
- 生態系・共生社会
- 助成年度
- 2017年度 研究助成
- 助成期間
- 3年(2018年4月~2021年3月)
- 助成金額
- 13,100,000円
- 対象地域
- 北海道 斜里町(知床国立公園に位置する「しれとこ100平方メートル運動地」)
団体概要
- 助成団体
- 国立大学法人 横浜国立大学
環境情報研究院 - 代表者
- 准教授 森 章
- プロフィール
- 専門分野: 生態学
所属学会: 日本生態学会
経歴(職歴・学位): 博士(農学) - 研究実績
-
- 2004年京都大学農学研究科博士課程修了・博士(農学)。京都大学、サイモンフレーザー大学を経て現職。
- カルガリー大学、ウィーン天然資源大学で客員研究員として在外研究を行ってきた。本州、北海道、カナダ北極圏などにおけるフィールドワークに基づく生態学に取り組んでいる。
- 現在は、北海道斜里町の「森林再生専門員会」の専門委員、日本学術会議連携会員(同・生態科学分科会、林学分科会、若手アカデミー会員)、IPBES(生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム)の執筆専門家などを併任。米国・Environmental Managementおよび英国・Journal Applied Ecologyの編集委員。
- 主な著書に、「生物多様性の多様性(2018年、共立出版)」「エコシステムマネジメント(2012年、共立出版)」など。
- 知床国立公園を対象とした研究の成果は、「Ecology Letters」「Journal of Applied Ecology」「Journal of Biogeography」「Global Ecology and Biogeography」などで公表。
- WEBサイト
- http://akkym.net/
これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。