Main

三井物産環境基金

助成案件を探す

国立大学法人 和歌山大学 観光学部

精神文化にもとづく持続可能な地域づくり — 地域と世界をむすぶ芸術と観光

活動助成

案件概要

福島県飯館村のオオカミ天井絵を世界に紹介、精神文化を軸にした地域振興の実践例を示す
東日本大震災後、全村避難を余儀なくされた福島県飯館村には、オオカミ信仰が残っており、オオカミを描いた板絵が神社の天井を飾っていた。その絵は火災によって焼失したが、本基金の助成を受けて、2016年に復元を完了した。
今期は、この絵を当地の精神文化を物語るものと位置づけ、国内外に紹介していく。具体的には、「人と人、人と土地とのつながりについて深く考え、学ぶ」をテーマにした展示会や、国際的なアーティストを招いての芸術イベントを企画。書籍化も進めている。これらを通し、精神文化を資源とした地域おこしの可能性を示す。 [案件No. K16-1006]

対象領域
生態系・共生社会
助成年度
2016年度 活動助成
助成期間
3年(2016年10月~2019年9月)
助成金額
4,164,000円
対象地域
福島県相馬郡飯舘村
山津見神社天井絵復元完成

団体概要

案件担当者:加藤 久美
助成団体
国立大学法人 和歌山大学 観光学部
代表
学部長・教授 藤田 武弘
設立年
2008年
設立目的
和歌山大学は、高野・熊野世界文化遺産など豊かな歴史と環境に育まれた和歌山県唯一の国立総合大学として、学術文化の中心としての使命と役割を担い、「地域と融合」し、地域の発展に寄与する学術研究を推進し、地域創生を牽引する人材を育成する。その実現のために、観光学部はローカル・アイデンティティ(個人の地域に対する帰属意識)を豊かに兼ね備えた、真のグローバル人材の養成を目指していく。
活動内容
観光学部は、ホスピタリティやマーケティングの視点から戦略産業として期待される観光の可能性を究明すること、都市農村交流・連携や多文化共生社会の実現を通して、真に豊かで持続可能な社会に貢献する最先端の学問領域としての観光学研究、教育を推進する。国連世界観光機関への参加や各国の大学との連携によるグローバル化、地域連携を基盤とするローカルな貢献、実践・理論、学際性を重視した教育・研究活動を進めている。
スタッフ数
和歌山大学:548名
WEBサイト
http://www.wakayama-u.ac.jp/tourism/
担当者の声
前事業ではオオカミ天井絵の復元、という芸術視点から地域の復興を支援してきました。本事業ではさまざまな地域の資源に「光」を見る「観光」、また新しい視点を創る国際交流の視点から地域を支援していきたいと考える。

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。