Main

三井物産環境基金

助成案件を探す

IDESAM — Institute for Conservation and Sustainable Development of Amazonas (海外店推薦)

アマゾナス州南部マデイラ川流域における家族農家及び伝統的な地域社会のための持続可能な所得創出の育成を通じた生物多様性の保全

活動助成

案件概要

アマゾンの森林を守り育てる伝統農業の担い手を多方面から支援。生物多様性の保全に貢献する
アマゾンの支流であるマデイラ川流域では、家族単位の小規模農家が、森林生態系に寄り添い多様な作物を育てる伝統農業を行っている。しかし収益性は低く、存続が危ぶまれている現状だ。
そこで、農業の技術支援や苗木の改良、農村コミュニティの組織化などで収穫量の増加を図る。また木材や林産物を使った製品の開発やマーケティング、品質向上、市場進出の促進など商業化を支援する。さらに非木材林産物の効率的な採集方法についても指導していく。これらを通し森林の守り手である伝統的地域社会の持続可能な所得創出を促進し、アマゾンの生物多様性保全に貢献する。 [案件No. K16-0701]

対象領域
生態系・共生社会
助成年度
2016年度 活動助成
助成期間
2年(2016年10月~2018年9月)
助成金額
9,169,000円
対象地域
ブラジル・アマゾネス州南部のマデイラ川流域のアプイおよびノボアリプアナン
保健衛生と教育、コパイバとブラジルナッツ、商業化のための共同計画—3回目の会合—ノボアリプアナン・グァリバ居住区

団体概要

案件担当者:MR. Gabriel Carrero
助成団体
IDESAM – Institute for Conservation and Sustainable Development of Amazonas
代表
Executive Director Golçalves Koury Carlos Gabriel
設立年
2004年
設立目的
IDESAM は2004年にブラジル、アマゾネス州のマナウスで設立された非営利・非政府組織。アマゾンに権益や関係があり、自主的にIDESAMの運営に参加している現地文明社会に属する人々で構成される独立した理事会により運営。IDESAMのスタッフは、アマゾン地域の保全と持続可能な開発を目的とした各種プロジェクト、リサーチ、科学的研究の調整と執行に従事。助成金や研究請負を資金源としており、森林伐採の抑制と削減、気候変動の緩和、貧困の緩和、森林保全の推進、天然資源の管理を中心とした各種プログラムに資金を投下。IDESAMのあらゆる活動、プログラム、調達資金は独立した評議会および監査会により監視される。
活動内容
IDESAMの最近の主な活動は以下の通り:
  • 過去2年間にわたるアマゾナス州内10カ所の開墾地における1,700の小規模農家の技術支援
  • アマパ州での初のコミュニティ・フォレスト・マネジメント(コミュニティ主導の森林管理)計画の考案
  • アマゾナス州マウエスの小規模農家のための10件のローズウッド植林認可活動
  • アマゾナス州アプイの5.83ヘクタールの荒廃地における森林再生のための10種類の技法の評価
  • アマゾナス州アプイにおける農林業システムと一年生作物の6件の実証ユニットの導入
  • 「アプイコーヒー」のオーガニック認証の支援
  • アマゾナス州政府が署名した環境保全の取り組みを監視するためのデジタル・プラットフォームの導入
スタッフ数
常勤22名/非常勤3名/会員数25名
担当者の声
当プロジェクトにより、ノボアリプアナン・グァリバ居住区の人々およびアプイの小規模なガラナ栽培農家の所得創出の改善が期待できる。その結果、受益者の生活の質が向上し、農村部で暮らし続けることができるようになる。さらに、プロジェクトを通じて展開される持続可能な活動は、森林保全とそれに伴う環境面でのメリットを後押しする。

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。