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三井物産環境基金

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国立大学法人 神戸大学 人間発達環境学研究科 特命助教 古川 文美子

マングローブ植林地におけるノコギリガザミを用いた生態系修復と資源回復の評価指標構築

研究助成

案件概要

マングローブ植林地における、カニを用いた生態修復と再生評価指標の構築。
東南アジア諸国では植林活動によるマングローブ生態系修復が行われているが、定量的な評価方法は確立されていない。さらに、植林後は地域住民の資源利用を禁止した囲い込みの管理がなされることが多いのが現状である。本研究では、生態修復だけでなく、地域住民の生業を通じたマングローブ再生を評価できる指標として、大型・沿岸性のカニ「ノコギリガザミ」に注目する。そして、地域社会の現状に適うかたちでの資源利用・管理を提案することで、地域社会とマングローブの共生を目指す。 [案件No. R15-0065]

対象領域
生態系・共生社会
助成年度
2015年度 研究助成
助成期間
3年(2016年4月~2019年3月)
助成金額
4,723,000円
対象地域
インドネシア 南スラウェシ州・マルク州
地域住民主体のマングローブ植林活動

団体概要

特命助教 古川 文美子
助成団体
国立大学法人 神戸大学
人間発達環境学研究科
代表者
特命助教 古川 文美子
プロフィール
専門分野: 地域資源保全
所属学会: 日本熱帯生態学会
経歴(職歴・学位):
  • 2011年4月~2013年3月 日本学術振興会 特別研究員(DC2)
  • 2014年3月 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科東南アジア地域研究専攻博士課程修了、博士(地域研究)取得
  • 2015年2月 神戸大学 人間発達環境学研究科 特命助教
研究実績
Fumiko FURUKAWA, Shigeo KOBAYASHI, Akihisa IWATA.「Changing relationships between mangrove resources and local residents in South Sulawesi and Maluku, Indonesia」『Tropics』Vol. 24(1), pp33-46, 2015

古川文美子 岩田明久 小林繁男.「インドネシアにおけるノコギリガザミ漁業の現状と資源保全—南スラウェシ州とマルク州のノコギリガザミ漁を事例に—」『東南アジア研究』52巻1号, pp22-51, 2014.

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