三井物産環境基金
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INDEX="90"
NAME="北方森林生態系の温暖化に対するストレス応答プロセスの解明"
TYPE="研究助成,"
YEAR="2015年度,"
AREA="日本全国,北海道,関東,"
KIND="大学,"
ORG="国立大学法人 東京大学 大学院農学生命科学研究科附属演習林教育研究センター 准教授 後藤 晋"
国立大学法人 東京大学 大学院農学生命科学研究科附属演習林教育研究センター 准教授 後藤 晋
北方森林生態系の温暖化に対するストレス応答プロセスの解明
研究助成
- 案件概要
針葉樹に温暖化を強制的に経験させ、ストレス応答プロセスを解明する。
現在、急激な地球温暖化が進行し、森林生態系にも大きな影響を及ぼしつつある。固着性で繁殖までに時間がかかる樹木では、現存する個体群の多くがそのまま変動する環境にさらされると考えられる。本研究では、北方域を代表する針葉樹3種を温暖な2地域に移動して異なるレベルの温暖化を強制的に経験させることで、成長・生理・遺伝子発現の応答プロセスを解明するとともに、3種の種間関係がどのように変化するかを明らかにする。 [案件No. R15-0026]
- 対象領域
- 地球環境
- 助成年度
- 2015年度 研究助成
- 助成期間
- 3年(2016年4月~2019年3月)
- 助成金額
- 4,950,000円
- 対象地域
- 北海道富良野市、千葉県鴨川市、埼玉県秩父市
団体概要
- 助成団体
- 国立大学法人 東京大学
大学院農学生命科学研究科附属演習林教育研究センター - 代表者
- 准教授 後藤 晋
- プロフィール
- 専門分野: 森林遺伝育種学
所属学会: 森林遺伝育種学会、日本森林学会、日本生態学会
経歴(職歴・学位): 1991年3月、東北大理学部生物学科卒業。1992年4月、ヤマハ株式会社に入社、1995年3月に同社を退社。1995年4月、福岡県森林林業技術センターに技師として採用、2000年3月に退職。2000年4月、東京大学助手大学院農学生命科学研究科に採用される。2001年2月、博士(農学)の学位を取得。2002年5月、東京大学講師大学院農学生命科学研究科に昇任。2008年11月、東京大学准教授大学院農学生命科学研究科に昇任となり、現在に至る。 - 研究実績
-
- Ishizuka W, Ono K, Hara T, Goto S (2015) Use of intraspecific variation in thermal responses for estimating an elevational cline in the timing of cold hardening in a sub-boreal conifer. Plant Biology17, 177-185
- Okada M, Kitamura K, Lian C, Goto S (2015) The effects of multilocus heterozygosity on the longevity of seedlings established on fallen logs in Picea jezoensis and Abies sachalinensis. Open J. Forestry 5, 422-430
- Iwaizumi M, Aizawa M, Watanabe A, Goto S (2015) Highly polymorphic nuclear microsatellite markers reveal detailed patterns of genetic variation in natural populations of Yezo spruce in Hokkaido. J. For. Res. 20, 301-307
- Ishizuka W, Goto S (2012) Modeling intraspecific adapatation of Abies sachalinensis to local altitude and responses to global warming, based on a 36-year reciprocal transplant experiment. Evol. Appl. 5, 229-244
- WEBサイト
- http://www.uf.a.u-tokyo.ac.jp/
これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。