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三井物産環境基金

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公益財団法人 日本鳥類保護連盟 調査研究室 室長 藤井 幹

絶滅危惧種コアジサシの越冬地・渡りルートの把握と保全のための活動

研究助成

案件概要

絶滅危惧種コアジサシの越冬地と渡りルートの把握と保全のための活動。
渡り鳥であるコアジサシは、絶滅危惧種として世界的に保全対象となっている。「ジオロケーター」というさまざまな情報を記録するデータロガーを用いた調査により、本州で繁殖する個体群の渡りルートは分かってきた。しかし、この調査結果により越冬地がこれまで考えられていたオーストラリア南東部とは異なることが判明した。そこで、より詳細な越冬地の把握、さらには越冬地が異なることが予想される九州以南の個体群の渡りルート・越冬地を把握し、国際的に保全を呼び掛ける。 [案件No. R15-0004]

対象領域
生態系・共生社会
助成年度
2015年度 研究助成
助成期間
3年(2016年4月~2019年3月)
助成金額
12,800,000円
対象地域
アジア・オセアニア地域
飛翔するコアジサシ

団体概要

室長 藤井 幹
助成団体
公益財団法人 日本鳥類保護連盟
調査研究室
代表者
室長 藤井 幹
プロフィール
専門分野: 鳥類学
所属学会: 日本鳥学会
経歴(職歴・学位):
  • 1991年4月
    財団法人日本鳥類保護連盟調査室研究員
  • 2014年
    公益財団法人日本鳥類保護連盟調査研究室長
  • 2015年
    Little Tern Research Center 事務局兼研究員
研究実績
  • 2005~2009年 環境省コアジサシ定点調査業務に従事
  • 2006年 日本全域でみたコアジサシの繁殖分布の変遷日本鳥学会自由集会
  • 2010~2012年 環境省コアジサシ保全方策検討調査業務に従事し保全指針案を作成
  • 2011年 公益信託サントリー世界愛鳥基金による「東日本大震災に係る陸域に生息する鳥類への影響把握調査」でコアジサシの調査に従事
  • 2013~2015年 三井物産環境基金による「アジア・オセアニア地域におけるコアジサシの渡りルートの解明及び保全のための啓発」に従事
  • 2013年からリトアニア教育大学とコアジサシ調査に関する協同プロジェクトに従事
  • 2014年8月 Australia-Asia Little Tern Sterna albifrons Geolocator Project 国際鳥類学会議ポスター発表
  • Current Status of Little Tern Sterna albifrons in North East Europe: Regional Population Productivity, Threats, Migration Routes and Conservation Priorities 国際鳥類学会議ポスター発表
WEBサイト
http://www.jspb.org/

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。