Main

三井物産環境基金

助成案件を探す

Darma Persada University (UNSADA) (海外店推薦)

再生可能エネルギーによるSeriwe村集落の社会的発展

活動助成

案件概要

Seriwe村はインドネシア・ロンボク島東部にある人里離れた集落で、収入が1日0.82米ドル以下の住民が全体の約85%を占め、主な生計の手段は海藻の養殖である。当活動では、再生可能エネルギー源および海藻加工について調査して最新のデータを収集し、その後、小規模な海藻加工施設用の太陽光発電と風力発電を組み合わせた電力供給システム、上水供給設備、ハイブリッド型ソーラー乾燥機を備えた協同組合を提供する。さらに、海藻加工品の付加価値の向上、市場開拓、設備や機器の操作等に必要な教育の提供をめざす。また、工場の管理方法の指導や、融資機関の仲介も計画している。低価格の電力、熱や清潔な水の安定した提供に加え、新しい雇用機会が生まれることで、集落の生活水準を高め、福祉コミュニティの実現をめざす。プロジェクトの完了後は、大学院での公開講座、ワークショップ(現地見学、セミナー、トレーニング)、ウェブサイトなどを通じて、インドネシアの他州にある集落に活動を広げていく。

助成年度
2014年度 活動助成
助成期間
3年
2014年10月~2017年9月
助成金額
22,501,000円
対象地域
インドネシア
現地調査

団体概要

Prof. Dr. Kamaruddin ABDULLAH
代表者
Prof. Dr. Kamaruddin ABDULLAH
設立年
1986年
設立目的
ダルマ・プルサダ大学は、およそ28年前に日本の大学への留学経験者たちによって創設された。文学部、経済学部、工学部、海洋工学部の4つの学部と1つの研究科がある。同大学は「ものづくり」の中心拠点を自負しており、学生は英語、日本語、インドネシア語の3言語を習得することが求められている。2010年、インドネシアで唯一の再生可能エネルギー研究科が、政府の認可を受け開設された。開設の背景には、インドネシアがエネルギー危機に直面しているという現実がある。ダルマ・プルサダ大学は、潜在的な再生可能エネルギー源を開発すべく、優秀な専門技術者、コンサルタント、有能な政策立案者、エネルギープランナーなど、必要な人材を輩出するために、再生可能エネルギーの研究プログラム開設という大きな一歩を踏み出した。研究科の主なテーマは、持続可能な経済活動に地場の再生可能エネルギーを活用し、E3(i エネルギー、経済、環境)に依存しないコミュニティを確立することである。
主な活動地域
インドネシア
スタッフ数
常勤200名/非常勤100名/正会員300名

連絡先
Jl. Radin Inten II, Pondok Kelapa, East Jakarta, 13450
TEL: +62 21 8649060
http://www.unsada.ac.id

主な活動内容
  • Tangsi Jaya村、Banyumeneng村、Gunung Kidul村をE3iモデル村落として開発するため、LEAP(長期エネルギー代替計画)システムを活用。プロジェクトはユネスコが後援し、2011年に実施
  • 国家プロジェクトのMP3Ei(経済開発マスタープランの加速化と拡張)で、バリ州、西ヌサ・トゥンガラ州(東ロンボク県のSeriwe村を含む)、東ヌサ・トゥンガラ州の漁業セクターを開発するために再生可能エネルギーの活用を継続中

  • インドネシアのエネルギー戦略の向上を目指し、選ばれた村での適切な経済モデリングを開発。プロジェクトはSEADI(インドネシアの経済分析開発支援)とUSAID(アメリカ合衆国国際開発庁)が後援し、2013年に実施。対象の村落は、Tangsi Jaya村、Banyumeneng村、Seriwe村
  • 2012年から2014年にかけて、インドネシア教育文化省高等教育総局(DGHE)の助成金プロジェクトとして、ハイブリッド型ソーラー乾燥機を設計・製作
  • OTEC(海洋温度差発電)の実験室規模での開発

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。