三井物産環境基金
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INDEX="420"
NAME="中央アジア及びヒマラヤの氷河災害の軽減に関する研究"
TYPE="研究助成,"
YEAR="2012年度,"
AREA="アジア,"
KIND="大学,"
ORG="国立大学法人 新潟大学 自然科学系（理学部自然環境科学科） 准教授 奈良間 千之"
国立大学法人 新潟大学 自然科学系（理学部自然環境科学科） 准教授 奈良間 千之
中央アジア及びヒマラヤの氷河災害の軽減に関する研究
研究助成
- 案件概要
小規模な氷河湖が多数分布する中央アジアの天山山脈とインド北西部のラダーク山脈では、1998年以降、数回の氷河湖決壊洪水が生じ、多くの犠牲者が出ている。本研究では、氷河災害を軽減するため、小規模氷河湖の知識の獲得、複合ハザードマップの作成、氷河災害ワークショップ開催、地域住民の防災体制作りに取り組み、社会的な脆弱性の改善に向けて、自治政府のソフト防災計画に関する政策提言を行う。
- 助成年度
- 2012年度 研究助成
- 助成期間
- 3年
2013年4月～2016年3月
- 助成金額
- 10,994,000円
- 対象地域
- 中央アジア・キルギスタン（キルギス・アラトー山脈）、インド北西部・ラダーク地方（ラダーク山脈、ザンスカール山脈）
団体概要
- 代表者
- 准教授 奈良間 千之
- プロフィール
- 【専門分野】
自然地理学、山岳環境学
【所属学会】
日本地理学会、日本雪氷学会、東京地学協会、国際雪氷学会
【経歴（職歴・学位）】
2002年3月東京都立大学大学院理学研究科修了、博士（理学）。名古屋大学大学院環境学研究科日本学術振興会特別研究員PD、オスロ大学地球科学部客員研究員、総合地球環境学研究所プロジェクト研究員を経て、2012年4月より新潟大学自然科学系（理学部自然環境科学科）准教授。 - 連絡先
- 〒950-2181 新潟県新潟市西区五十嵐2の町8050 新潟大学理学部
TEL: 025-262-5150
http://www.sc.niigata-u.ac.jp/environment/organization/narama.html - 共同研究者
- 浮田 甚郎（新潟大学自然科学系教授）、池田 菜穂（東北大学災害科学国際研究所助教）、田殿 武雄（JAXA EORC主任研究員）、Mirlan Daiyrov（中央アジア応用地球科学研究所研究員）、The Ladakh Ecological Development Group (LEDeG)
- 研究実績
-
- ①Tadono, T., Kawamoto, S., Narama, C., Yamanokuchi, T., Ukita, J., Tomiyama, N., Yabuki, H. (2012): Development and Validation of New Glacial Lake Inventory in the Bhutan Himalayas Using ALOS 'DAICHI'. Global Environmental Research 16(1) :31-40.
- ②奈良間千之，田殿武雄，池田菜穂，Sonam Gyalson （2012）：インド・ヒマラヤ西部，ラダーク山脈の氷河湖の特徴. ヒマラヤ学誌 13 :166-179．
- ③奈良間千之，田殿武雄，谷田貝亜紀代，池田菜穂（2011）：インド・ヒマラヤ，ラダーク山脈のドムカル谷における氷河湖と氷河湖決壊洪水の現状. ヒマラヤ学誌 12 :73-83.
- ④Ukita,J., Narama,C., Tadono,T., Yamanokuchi,T., Tomiyama,N., Kawamoto,S., Abe,C., Uda,T., Yabuki,H., Fujita,K., Nishimura,K. (2011): Glacial Lake Inventory of Bhutan using ALOS Data: Part I: Methods and Preliminary Results. Annals of Glaciology 52(58) :65-71.
- ⑤Narama, C., Duishonakunov, M., Kaab,A., Daiyrov, M., Abdrakhmatov, K. (2010): The 24 July 2008 outburst flood on the western Zyndan glacier lake and recent regional changes in glacier lakes of the Teskey Ala-Too range, Tien Shan, Kyrgyzstan. Natural Hazards and Earth System Sciences 10(4) :647-659.
- ⑥Narama, C., Kaab, A., Duishonakunov, M., Abdrakhmatov, K. (2010): Spatial variability of recent glacier area changes in the Tien Shan Mountains, Central Asia, using Corona (~1970), Landsat (~2000), and ALOS (~2007) satellite data. Global and Planetary Change 71 :42-54.
これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。