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三井物産環境基金

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特定非営利活動法人 富士山測候所を活用する会

地球大気環境保全に向けた富士山測候所の戦略的活用計画(その2)“世界に開かれた日本一ハイレベルな研究・教育拠点”としての富士山測候所の再生

活動助成

案件概要

無人化された富士山測候所の一部を2007年より気象庁から借用し、夏季2ヶ月間開かれた研究施設として管理運営、越境大気汚染の観測など富士山でなければできない研究・教育活動のために開放している。公的な援助はないが、2010年からは本助成金に支えられてきたことによって、大きい研究成果が上がっており、利用希望者も増加傾向にある。今回の申請では、これまでの研究活動のサポートに加えて、「日本一高い理科実験室」を開き、教育活動の支援も行う。 

助成年度
2013年度 活動助成
助成期間
3年
2013年10月~2016年9月
助成金額
17,928,000円
対象地域
静岡県、東京都
山頂での集中観測を終えて測候所を後にする研究グループ(早稲田大学)

団体概要

理事長 畠山 史郎
代表者
理事長 畠山 史郎
設立年
2005年
設立目的
富士山測候所は標高3,776mの日本一高所にあり、しかも商用電源が供給されているなど、貴重な観測・実験の場としての条件を具備している。施設は2004年に無人化され、取り壊しの恐れもあったが、それまで利用していた研究者が中心となり、この施設の一部を気象庁から借り受けた。当団体は、学術研究・教育の分野において広く国民に開かれた施設として富士山測候所を有効に活用することを目的として立ち上げたNPO法人である。
主な活動地域
静岡県、東京都
スタッフ数
常勤2名/非常勤1名/正会員95名
年間事業規模(経常収入)
2011年度 3,009万円/2012年度 2,886万円/2013年度 2,554万円
連絡先
〒102-0083 東京都千代田区麹町1-6-9 DIK麹町ビル901
TEL: 03-3265-8287
http://npo.fuji3776.net/
主な活動内容
夏期2ヶ月間、400人に上る研究者などの登下山管理、大量の機材の運搬、し尿・ごみ処理、食料・飲料水の補給などを行い、山頂での円滑・安全な研究活動を支援する。なお、二酸化炭素や宇宙線については、バッテリーで無人通年観測も実施されている。
  • ①PM2.5、水銀などの越境大気汚染物質の観測、雲の物理化学的観測
  • ②宇宙線と自然放射能の高度別観測、夏季雷の観測とスプライトなど高層発光現象の観測
  • ③直接採掘による永久凍土の構造に関する研究
  • ④急性高山病などの高所医学の研究や高所トレーニング
  • ⑤理科実験室での体験教育、理科実験教材の開発
  • ⑥避雷法や食品保存など新技術の開発研究

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。