Main

三井物産環境基金

助成案件を探す

国立大学法人 京都大学大学院 工学研究科 建築学専攻 教授 髙田 光雄

部分断熱改修実験を通じた地域居住文化に対応する住宅ストック再生手法の開発

研究助成

案件概要

国内外の地域居住文化に対応した住宅事例の住まい方分析を踏まえ、実際の住宅ストックにおいて住まい手の生活に配慮した部分断熱改修を実施する。我が国には、省エネルギー性能の低い住宅ストックが多く存在し、その性能向上を図る再生が急務となっているが、既存の高気密・高断熱化法は、新築向けの手法であり、また、画一的な高気密・高断熱化による地域居住文化の喪失も危惧される。本研究では、部分断熱改修実験を通じた省エネルギー効果と住まい方の検証から、住宅ストックの活用促進に資する地域居住文化に対応した再生手法の開発を目的とする。

助成年度
2011年度 研究助成
助成期間
3年
2012年4月~2015年3月
助成金額
8,794,000円
対象地域
京都府京都市
京町家における打ち水実験(通風および温熱環境調査)

団体概要

教授 髙田光雄
代表者
教授 髙田光雄
プロフィール
【専門分野】
建築計画
【所属学会】
日本建築学会、都市住宅学会、日本都市計画学会、日本生活学会、日本不動産学会、日本マンション学会
【経歴(職歴・学位)】
昭和54年7月 京都大学博士(工学)論工博第2505号
平成4年3月 京都大学工学部建築学科助手一級建築士第152785号
平成8年4月 京都大学大学院工学研究科建築学専攻助教授
平成9年4月 放送大学客員助教授(~平成15年3月)
平成15年6月 京都大学大学院工学研究科都市環境工学専攻教授
平成22年4月 京都大学大学院工学研究科建築学専攻教授(~現在に至る)
連絡先
〒615-8540 京都市西京区京都大学桂Cクラスター
TEL: 075-383-3276
http://www.ar.t.kyoto-u.ac.jp/ja/information/laboratory/living_space/index_html
共同研究者
立命館大学 理工学部 建築都市デザイン学科 近本智行 教授、京都大学大学院工学研究科(建築学専攻) 安枝英俊 助教、京都市住宅供給公社 生川慶一郎
研究実績
専門は居住空間学。地域の歴史や文化を生かした住まい・まちづくりの実践的研究などに取り組む。編著書に、『日本における集合住宅計画の変遷』、『地域を活かすつながりのデザイン』、『都心・まちなか・郊外の共生』、『少子高齢時代の都市住宅学』など。計画作品に、『実験集合住宅NEXT21』、『ふれっくすコート吉田』、『アーバネックス三条』など。
  • ①髙田光雄,土井脩史,安枝英俊,加茂みどり,藤井亮:生活行為と環境調整空間の関係に関する考察-地域の居住文化に対応した環境配慮型住宅の開発に関する研究その1,日本建築学会大術講演梗概集E-2分冊,pp.273-274,2011年
  • ②加茂みどり,髙田光雄:住戸の空間配列の変更可能性に関する研究―実験集合住宅NEXT21における居住実験を通じてその2―,日本建築学会計画系論文集,No.635,pp.9-16,2009.1
  • ③矢谷百代,髙田光雄,生川慶一郎,土井脩史他:賃貸集合住宅における部分エコリフォーム手法の開発-断熱区画内外における空間の利用範囲に着目して-、住宅系研究報告論文集6、pp.21-28、2011.12
  • ④田嶋圭一、近本智行:CO2削減に向けた省エネ住宅の研究(その2) 住宅の新築及び既存改修における断熱範囲の設定と居住環境における省エネ効果の検証、空気調和・衛生工学会学術講演論文集、pp1821-1824、2011.09

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。