三井物産環境基金
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INDEX="242"
NAME="サゴヤシ野生林の実態解明と持続的利用に関する研究"
TYPE="研究助成,"
YEAR="2011年度,"
AREA="アジア,"
KIND="大学,"
ORG="国立大学法人 高知大学 教育研究部 自然科学系農学部門 教授 山本 由徳"
国立大学法人 高知大学 教育研究部 自然科学系農学部門 教授 山本 由徳
サゴヤシ野生林の実態解明と持続的利用に関する研究
研究助成
- 案件概要
サゴヤシは、東南アジア、メラネシアに分布し、その樹幹(髄部)に多量のデンプン(1本当たり乾燥デンプンで100-500kg)を蓄積する。近年、サゴヤシは高いデンプン生産性から、食料のみならず、デンプン工業原料としても注目され、その起源地とされるニューギニア島インドネシア領では、サゴヤシ野生林の開発が進行している。本研究では、①土壌・気象環境、②生物(植物相、昆虫相)多様性、③バイオマス・デンプン生産性、④現地住民の生活環境と経済へのインパクトの観点から、サゴヤシ野生林開発前後における変化の様相を3箇年にわたり調査する。そして、調査結果を総合的に考察してサゴヤシ野生林の開発に伴う問題点を抽出し、持続的開発を行う上での対策について検討する。
- 対象領域
- 気候変動水産資源・食料表土・森林エネルギー生物多様性
- 助成年度
- 2011年度 研究助成
- 助成期間
- 3年
2012年4月~2015年3月
- 助成金額
- 14,992,000円
- 対象地域
- インドネシア西パプア州南ソロン県
団体概要
- 代表者
- 教授 山本 由徳
- プロフィール
- 【専門分野】
作物学、栽培学、熱帯有用植物学
【所属学会】
日本作物学会、日本熱帯農業学会、サゴヤシ学会、日本土壌肥料学会
【経歴(職歴・学位)】
1975年 高知大学農学部助手、1981年 高知大学農学部助教授、1990年 高知大学農学部教授、同年 愛媛大学大学院連合農学研究科教授(併任)。学位:農学博士(1989年 東北大学)。 - 連絡先
- 〒783-8502 高知県南国市物部乙200 高知大学農学部
TEL: 088-864-5119
http://www.kochi-u.ac.jp/ - 共同研究者
- 吉田徹志、荒川良、福田達哉、森牧人、宮崎彰、安武大輔(高知大学)、安藤豊、角田憲一、佐々木由佳(山形大学)、西川芳昭、渡邊彰(名古屋大学)、西村美彦(琉球大学)、早川宗志(農業環境技術研究所)
- 研究実績
- ①Irawan, A.F., Y. Yamamoto, A. Miyazaki, T. Yoshida and F.S. Jong 2012. Growth performance of the transplanted sago palm (Metroxylon sagu Rottb.) suckers with different earliness of trunk formation Tropical Agriculture and Development 56 (3): 81-87.
- ②Rembon F. S., Y. B. Pasolon and Y. Yamamoto and T. Yoshida 2011. Comparative studies on the physicochemical properties of mineral soils in the major growing areas of sago palm (Metroxylon sagu Rottb.) in eastern Indonesia. Sago Palm 19: 1-12.
- ③山本由徳 2010. 地域から世界に向けたバイオ燃料戦略.熱帯農業研究 3 (2): 98-102.
- ④Yamamoto, Y., F. S. Rembon, K. Omori, T. Yoshida, Y. Nitta, Y. B. Pasolon and A. Miyazaki 2010. Growth characteristics and starch productivity of three varieties of sago palm (Metroxylon sagu Rottb.) in Southeast Sulawesi, Indonesia. Tropical Agriculture and Development 54 (1):1-8.
これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。