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三井物産環境基金

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特定非営利活動法人 印旛野菜いかだの会

印旛沼絶滅危惧種水草再生と体験環境学習

活動助成

案件概要

印旛沼は、流域の都市化や経済社会活動によって、生活排水、農業排水による水質の悪化が急速に進行し、水生生物は絶滅の危機に立たされている。沼内では絶滅した水草(沈水性・浮葉性)を環境に優しい浮島方式の人工浅瀬再現の「水草再生いかだ」を使って、絶滅危惧種水草の再生を目指し、全ての流域市民に対して、水辺に親しめる清らかな水環境を取り戻すための事業を行い、生物多様性及び生態系の保全を進めていく。

対象領域
生物多様性
助成年度
2012年度 活動助成
助成期間
3年
2012年10月~2015年9月
助成金額
2,580,000円
対象地域
西印旛沼と沼に隣接する農業用水路
空芯菜の収穫祭

団体概要

理事長 美島 康男
代表者
理事長 美島 康男
設立年
2000年
設立目的
印旛沼は、昭和40年代の干拓事業により浅瀬域が消滅して、閉鎖性湖沼となり、流域の都市化と農業の高度化によって、水質汚濁負荷が急速に進行している。流域千葉県民の約150万人の水道水源として利用されているものの、環境省の定める環境基準を大幅に上回り、全国湖沼の中で水道水源として水質ワーストワンの汚名を度々きせられている。印旛沼流域全ての市民に対して、親しめる清らかな水環境を再生することを目的としている。
主な活動地域
西印旛沼、西印旛沼に隣接する農業用水路、ハノイ(ベトナム)のタンコン湖
スタッフ数
常勤1名/非常勤15名/正会員230名
年間事業規模(経常収入)
2009年度 2,794万円/2010年度 1,020万円/2011年度 1,050万円
連絡先
〒285-0846 千葉県佐倉市上志津1824-8
TEL: 043-488-2515
共同団体
千葉県中央博物館、印旛沼流域水循環健全化会議
主な活動内容
  • ①人工浅瀬を再現した「水草再生いかだ」で、絶滅危惧種水草の再生と二枚貝(池蝶貝—淡水真珠)導入の組合せは、生態系を破壊するアオコ(藍藻類)発生の原因である窒素・燐を吸収して抑制する。さらに、濁りの原因の有機物質を吸収し、透視度を高め、太陽光を湖底にとどかせて、小水生生物の繁殖を促し、生態系が確立できる。
  • ②体験環境学習の実施は、流域小・中学校と連携して、7月~9月の期間に実施し、水環境の大切さを伝える。

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。