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三井物産環境基金

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特定非営利活動法人 印旛野菜いかだの会

生物浄化システムの確立

活動助成

案件概要

上水水源としての水質が全国湖沼でワースト1となった千葉県印旛沼を、生物により浄化する取り組み。農業用水路で実証済みの下記手法の確立を目指す。
①水面に浮かべた簡易いかだでの、空芯菜栽培によるアオコの発生抑制
②マシジミ・池蝶貝による浮遊有機物除去
③水生植物繁殖を組合せた生物浄化システム。今回の活動では、従来の耐久性の低い木製に換え、独自開発したアルミ製いかだを導入する。

対象領域
生物多様性
助成年度
2006年度 助成
助成期間
3年
2006年7月〜2009年6月
助成金額
4,000,000円
対象地域
千葉県佐倉市の西印旛沼に隣接する農業用水路
農業用水路で水耕栽培した空芯菜の刈り取り

団体概要

理事長 美島 康男
代表者
理事長 美島 康男
設立年
2000年
設立目的
千葉県印旛沼は、毎年夏場の水温上昇と共に、富栄養化のため生態系を破壊するアオコ(微細な藻類)に犯され、水生生物は更なる絶滅の危機に瀕している。上水水源全国ワーストワンの印旛沼の水質を、環境に優しい「植栽いかだ法」を使って再生し、印旛沼流域周辺で農業・漁業に従事する人々、そして全ての市民に対して、水辺に親しめる清らかな水環境を取り戻すための事業を行い、印旛沼の水質浄化と環境保全を図ることを目的としている。
主な活動地域
千葉県佐倉市の西印旛沼に隣接する農業用水路
スタッフ数
常勤1名、非常勤15名、正会員150名 
年間事業規模(経常収入)
2005年度226万円/2006年度314万円/2007年度499万円
連絡先
〒285-0846 千葉県佐倉市上志津1824-8
TEL:043-488-2515
主な活動内容
1. 植栽いかだ法」による水質浄化:
  • ①空芯菜の水耕栽培により窒素・燐を吸収し、アオコの発生を抑制し、水生動物の繁殖を促す。
  • ②マシジミ・池蝶貝により、浮遊有機物質を吸収し、透視度を高め、沼底に太陽光を届かせて、水生植物の繁殖を促し、自然浄化機能を回復させる。
  • 2.マシジミ・水生生物調査:
  • マシジミ・水生生物の多くは印旛沼では絶滅したが、毎月1回、印旛沼流域の谷津田の小川に出向き、マシジミ・水生生物調査を実施して、保全・復元活動を推進している。
  • 3.体験環境学習:
  • 印旛沼流域の小・中学校と連携して、未来を担う子供達に水環境の保護・保全の大切さを知ってもらう。
  • 4.釣り大会―釣って減らせ外来魚:
  • 在来魚保全・復元事業として、「釣って減らせ外来魚」を実施している。

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。