三井物産環境基金
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INDEX="133"
NAME="富士山のふもと沼津市浮島ヶ原に生息する絶滅危惧種IB類サワトラノオなどの湿性植物の保全活動"
TYPE="活動助成,"
YEAR="2008年度,"
AREA="日本全国,中部,"
KIND="NPO,"
ORG="特定非営利活動法人 浮島沼自然・里つくりの会"
特定非営利活動法人 浮島沼自然・里つくりの会
富士山のふもと沼津市浮島ヶ原に生息する絶滅危惧種IB類サワトラノオなどの湿性植物の保全活動
活動助成
- 案件概要
富士市から沼津市に広がる草原湿地の浮島ヶ原は、かつて湿生植物の宝庫だったが、治水、排水工事、埋立てにより湿地が失われ、かろうじて残るサワトラノオほか、7種の貴重な湿性植物も絶滅の危機に瀕している。そこで本活動では、その保護のため、調査、監視、移植等を行うとともに、啓蒙活動を実施する。具体的には、以下を実施する。①貴重な植物を自生地から生育環境を整えた休耕田へ移植し、観察、記録②啓蒙活動として地元住民対象の自然観察会、小中学校への出前授業、浮島ヶ原のガイドブック作成・配布③オオアカウキクサを水田緑肥として利用する有機稲作④ドイツの団体との交流
- 対象領域
- 生物多様性
- 助成年度
- 2008年度 第1回 活動助成
- 助成期間
- 3年
2008年10月〜2011年9月
- 助成金額
- 2,700,000円
- 対象地域
- 静岡県沼津市原・浮島地区(浮島ヶ原)

団体概要

- 代表者
- 理事長 勝井 明憲
- 設立年
- 2003年
- 設立目的
- 沼津市浮島ヶ原は、かつて生物多様性が保全された湿地草原だったが、人為の影響により生態系は失われ、野生生物の生育生息環境は大きく変化した。当団体は、浮島ヶ原に今もわずかながら生息する、固有種の湿生植物をはじめとする、絶滅の恐れのある野生生物を保護するとともに、地域の人々を始め広く市民に、浮島ヶ原の自然と親しみ、学ぶ場を提供することで、自然と人間が共存できる、豊かなまちづくりの実現に寄与することを目的とする。
- 主な活動地域
- 静岡県沼津市原・浮島地区(浮島ヶ原)
- スタッフ数
- 正会員36名
- 年間事業規模(経常収入)
- 2005年度26万円/2006年度31万円/2007年度27万円
- 連絡先
- 〒311-0112 茨城県那珂市津田2577-13
TEL:029-295-8301
http://www.geocities.jp/Ukishimanuma/index.html - 主な活動内容
- 当団体は、次のような野生生物の保護活動、および浮島ヶ原の自然への理解を得るための普及啓蒙活動を行っている。
- ①休耕田を利用し、絶滅の恐れのある湿生植物の移植による保全・増殖。絶滅危惧種Ⅱ類オオアカウキクサの保護のため、その空中窒素固定化の特性を利用した有機的米作の試行。
- ②沼津市と協働で、沼津市アクアプラザ横の遊水地をビオトープ化し、湿生植物の移植やその生育を促すための、年2回のアシ刈りの実施。
- ③講演会やワークショップなどを年1回開催。
- ④野草、野鳥、トンボの観察会を年数回開催。
- ⑤会報を年3-4回発行。
- ⑥沼津市内の小中学生を対象に、野外での自然観察を主とする出前授業の実施。
- ⑦ドイツの自然保護グループとの交流。
これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。