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三井物産環境基金

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特定非営利活動法人 土佐の森・救援隊

自伐林業方式の確立と全国普及による、林業雇用50万人創造事業~自伐林業スタイルを確立させ、高知県J-VER方式の活用を付加した全国展開~

活動助成

案件概要

森林・林業再生、農山村再生に有効である「自伐林業」方式を、現場に即した具体的モデル事例として確立させることを目指す。具体的には、自伐林業方式を現場の山林所有状況等に合わせ、各地域にて実際に実施することで確立させる。実施協力地域に対しては、説明会、コーディネート、技術研修会を土佐の森で実施する。また、高知県J-VER方式の利用可能性の検証を行い、自伐林業経営の安定化を目指す。更には、この自伐林業方式を全国展開し、林業雇用全国50万人を目指す。

対象領域
表土・森林
助成年度
2011年度 活動助成
助成期間
3年
2012年4月~2015年3月)
助成金額
11,095,000円
対象地域
高知県全域、岩手県大槌町・岩泉町・盛岡市、宮城県南三陸町周辺地域、岐阜県恵那市、大分県豊後大野市など
間伐・搬出研修(大槌町)

団体概要

理事長 片岡 正法
代表者
理事長 片岡 正法
設立年
2003年
設立目的
NPO法人土佐の森・救援隊(以下、当団体)は、かつては当たり前だった「自分の山は自分で管理する」、「自分ひとりで出来なければ、寄り合い(協働・地域コミュニティ力)で助け合う」ということを今一度取り戻し、小規模自伐林業(自伐林家的森業)を復活・再生させることを当団体の理念とし、森林ボランティア活動を林業と切り離したところで展開するのではなく、林業の入口として位置付けさせ、山村住民や都市住民へ、林業への間口を広げ、参入しやすい林業を形づくり、普及させ、地域雇用の倍増、森林・地域林業及び山村を再生させることを目的として活動しています。
主な活動地域
高知県吾川郡いの町、高岡郡日高村、仁淀川町、土佐郡土佐町、長岡郡本山町、岩手県大槌町、宮城県気仙沼市、南三陸町及び周辺地域など
スタッフ数
常勤6名/非常勤4名/正会員64名
年間事業規模(経常収入)
2009年度 1,600万円/2010年度 8,000万円/2011年度 8,000万円
連絡先
〒781-2154 高知県高岡郡日高村岩目地字中山940-1
TEL: 0889-24-5444
http://mori100s.exblog.jp/
共同団体
こうち森林救援隊他、NPO法人吉里吉里国、NPO法人日本の森バイオマスネットワーク
主な活動内容
定年退職者等の一般住民が本格的な森林整備(間伐・搬出・材利用等)を日々実践することにより「自伐林業は誰でもできる」ことを世に示し、かつ、研修会(自伐林家養成塾)を定期的(1回/月)に実施して、その担い手育成を継続して実施しています。また、それを後押しするために、木質バイオマス等利用の林地残材収集運搬システム構築づくりを各地で支援し、これらを一体化した地域システム「土佐の森方式」の全国展開を図っています。(「土佐の森方式」は東日本大震災以前から全国に広がり始め、現在約20地区が導入を開始しています。)加えて、設立以来、森林環境保全直接支払いとしての地域通貨「モリ券」の発行、それによる地域経済活性化、森林環境教育、木質バイオマス利用推進のための薪利用、森林ツーリズム等を推進しています。以上、高知県を中心に、自伐林業方式という高性能・高額機械に頼らない、自分の山を自分で整備するシンプルな小規模林業の推進と、木質バイオマスや地域通貨などを絡めただれもができる林業地域自立循環型のしくみづくりを推進しています。

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。