三井物産環境基金
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INDEX="559"
NAME="震災後の海岸林再生に向けた広葉樹の津波に対する耐性の評価と海岸林造成方法の提案"
TYPE="研究助成,"
YEAR="2011年度,"
AREA="日本全国,東北,"
KIND="大学,"
ORG="国立大学法人 山形大学 農学部 教授 林田 光祐"
国立大学法人 山形大学 農学部 教授 林田 光祐
震災後の海岸林再生に向けた広葉樹の津波に対する耐性の評価と海岸林造成方法の提案
研究助成
復興助成
- 案件概要
各広葉樹種の津波に対する耐性を明らかにして、立地条件に適した広葉樹を植栽する具体的な海岸林の造成方法を提案する。具体的には、津波被害を受けた太平洋岸の海岸林に生育する広葉樹の中で、被害を受けにくかった樹種や回復力の高い樹種をクロマツと比較することで評価して選定する。また、原生的な広葉樹林の被害状況を明らかにする。更に、これまで実施された海岸林での広葉樹の植栽試験とそれらの育苗技術を再検討する。以上の結果から、海岸防災林としての広葉樹の可能性を検討し、各地域でどの立地にどの樹種を植栽するのが適切なのかを提案する。
- 対象領域
- 表土・森林生物多様性
- 助成年度
- 2011年度 復興助成（研究）
- 助成期間
- 2年1ヶ年
2011年9月～2013年9月
- 助成金額
- 6,278,000円
- 対象地域
- 岩手県から宮城県までの海岸林、秋田県から山形県までの海岸林
団体概要
- 代表者
- 教授 林田 光祐
- プロフィール
- 専門分野
森林生態学
所属学会
日本森林学会、日本生態学会、日本海岸林学会（副会長）、植生学会、日本鳥学会、東北森林科学会
経歴（職歴・学位）
1988年北海道大学大学院農学研究科博士後期課程修了。農学博士（北海道大学）の学位取得。同年に北海道大学農学部附属演習林の助手として採用された。その後、1993年に山形大学農学部に助教授として転任し、2006年に同大学の教授に昇任して現在に至る。 - 連絡先
- 〒997-8555 山形県鶴岡市若葉町1-23 山形大学農学部
TEL: 0235-28-2928 - 共同研究者
- 独立行政法人森林総合研究所／気象害・防災林研究室・室長／坂本知己、国際農林水産業研究センター／研究員／星野大介、専修大学北海道短期大学／准教授／岡田穣、山形大学／准教授／菊池俊一、秋田県農林水産技術センター／森林環境部長／金子智紀、山形県森林研究研修センター／主任専門研究員／渡部公一
- 研究実績
-
- ①Hayashida,M., Sakamoto,T., Okada,M., Inoue,S., Yanagihara,A., Akojima,I., Nakashima,Y.：Endurance of the Casuarina Coastal Forest in Southern Sri Lanka against the Indian Ocean Tsunami. Journal of the Japanese Society of Coastal Forest, 7 (3), 1-5, 2009.
- ②Hayashida,M., Satoh,H., Yanagihara,A., Akojima,I., Nakashima, Y.：Types of Coastal Forests in Southern Sri Lanka and their Characteristics. Journal of the Japanese Society of Coastal Forest, 7(1), 37-42, 2007.
- ③林田光祐：北限域のタブノキ林．森林科学，41，50-53，2004．
- ④野堀嘉裕・林田光祐・中島勇喜：日本海沿岸北部における海岸林の特徴と現況．東北森林科学会誌，5，69-78，2000．
- ⑤藤本りお・林田光祐：北限域におけるタブノキの更新初期過程．東北森林科学会誌，5，79-86，2000.
- ⑥山内幸子・林田光祐：太平洋側北限域におけるタブノキ純林と混交林の林分構造と更新．植生学会誌，17，23-30，2000．
これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。