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三井物産環境基金

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学校法人 岩手医科大学 共通教育センター・生物学科 教授 松政 正俊

汽水域のワイズユースを中核とした沿岸漁業の生態系機能モデル構築:三陸における水産資源の持続的利用のために

研究助成

復興助成

案件概要

津波により未曾有の被害を受けた水産業の復興、特に従来よりも安定したカキ養殖のしくみを、汽水域生態系の有効な利用を提案しつつ構築する。具体的には、三陸海岸の汽水域9地点を対象に、マガキ天然個体群および種ガキの抑制に適した水域の検索を行い、マガキの天然/人工採苗と養殖実験、トラップによるモクズガニ調査と飼育実験を進め、沿岸の活用・管理に関する提言を毎年ホームページ等で社会に発信する。これにより、カキのみならず、沿岸の海藻とそれらを餌とするアワビやウニ、汽水域で生育する魚種や、汽水に特徴的なアサリやヤマトシジミ、そこで生活史の一部をすごすサケ、アユ、ウナギ、モクズガニなどの漁種の安定的で持続的な利用を可能とする三陸の沿岸管理の方向性を提示する。

対象領域
水産資源・食料生物多様性
助成年度
2011年度 復興助成(研究)
助成期間
3年2ヶ年
2011年8月~2014年9月
助成金額
24,575,000円
対象地域
津軽石川河口(岩手県宮古市)、織笠川河口(岩手県山田町)、鵜住居川河口(岩手県釜石市)、広田湾小友浦(岩手県陸前高田市)、北上川河口~中流域(宮城県石巻市~岩手県奥州市)など
広田湾(脇ノ沢~小友地区)におけるマガキ天然採苗試験

団体概要

教授 松政 正俊
代表者
教授 松政 正俊
プロフィール
専門分野
生態学
所属学会
日本生態学会、日本ベントス学会、日本動物学会、国際甲殻類学会
経歴(職歴・学位)
1989年3月 東北大学大学院理学研究科後期課程修了(理学博士)、同年4月 岩手医科大学教養部生物学科 助手、1997年4月 琉球大学熱帯生物圏研究センター 客員講師、2001年4月 岩手医科大学教養部生物学科 講師、2004年5月 同 助教授、2007年4月 岩手医科大学共通教育研究センター生物学科 准教授、2009年1月同 教授(現在に至る)
連絡先
〒028-3694 岩手県紫波郡矢巾町西徳田2-1-1
TEL: 019-651-5111ext. 5045
http://www.iwate-med.ac.jp/education/gakubu_in/common_kouza/seibutu/
共同研究者
岩手県水産技術センター/副所長兼/煙山 彰、岩手県水産技術センター/ 主査専門研究員/野呂 忠勝、岩手大学人文社会科学部/教授/牧 陽之助、岩手大学教育学部/准教授/梶原 昌五、北海道大学北方生物圏フィールド科学センター厚岸臨海実験所/教授(所長)/仲岡 雅裕
研究実績
  • ①汽水域の生態プロセスを解く(1)(松政正俊・倉田健悟・和田哲・マーク・J・グライガー)日本ベントス学会誌65,p. 27(特集preface)(2010)
  • ②河川汽水域の水環境と生物環境.分担執筆,楠田哲也監修.技法堂出版,東京,353pp(. 2008)
  • ③Animals on marine flowers: Does the presence of flowering shoots affect mobile epifaunal assemblage in an eelgrass meadow? (Nakaoka, M., M. Matsumasa, T. Toyohara, S.L. Williams) Mar. Biol. 153: 589-598 (2008)
  • ④Spatial sifts in food sources for macrozoobenthos in an estuarine ecosystem: carbon and nitrogen stable isotope analyses. (Doi, H. , M. Matsumasa, T. Toya, N. Satoh, C. Mizota, Y. Maki and E. Kikuchi) Estuar. Coast. Shelf Sci. 64: 316-322 (2005)
  • ⑤Changes in blood glucose and lactate levels of male fiddler crabs: effects of aggression and claw waving. (M. Matsumasa, N. Murai) Animal Behaviour 63: 569-577 (2005)
  • ⑥Eff ect of secondary substrate on associated small crustaceans in a brackish lagoon. (Matsumasa, M.) J. Exp. Mar. Biol. Ecol. 176: 245-256 (1994)

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。