三井物産環境基金
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INDEX="284"
NAME="バイオマス燃料および紙パルプ原料における地域性と規模によるLCA比較"
TYPE="研究助成,"
YEAR="2007年度,"
AREA="日本全国,中南米,アジア,"
KIND="大学,"
ORG="国立大学法人 静岡大学 農学部 教授 小嶋 睦雄"
国立大学法人 静岡大学 農学部 教授 小嶋 睦雄
バイオマス燃料および紙パルプ原料における地域性と規模によるLCA比較
研究助成
- 案件概要
紙の大量生産・大量消費に伴い、できるだけ環境負荷の少ない、あるいは生態系を破壊しない原料調達が求められ、認証された森林、植林木等を原料とする動きが活発化している。しかしながら、海外からの輸入が木材チップの90%を占め、サトウキビやバガス、竹なども含めた、多様な資源による原料調達が必要となっている中、それぞれの資源を原料とした場合のメリット、デメリット等についての定量化、数値化等はなされていない状況にある。こうした観点から、本研究では、バイオマスの原料別に、栽培から収穫、運搬、製造、廃棄における環境負荷を定量化することにより、バイオマスの原料調達やグリーン購入の指針となる、客観的な指標を明らかにするとともに、製紙原料でのLCA(※)比較をモデルとし、バイオ燃料においても原料=栽培品目の種類や規模によって異なる環境負荷度の比較検討を実施する。なお、LCAデータの入手にあたっては、以下の団体と連携する。三菱製紙(紙パルプ・国内産チップと回収古紙)、中越パルプ川内工場(竹チップ)、NPO法人地球と未来の環境基金(ユーカリ、竹、ケナフ等)、日本植物燃料(バイオ燃料)、タイのラックスタイ財団、EPPCO社、サトウキビ機能研究所。
※Life Cycle Assessmentの略。製造、輸送、販売、使用、廃棄、再利用まですべての段階での環境負荷を総合して評価する手法。
- 対象領域
- 気候変動エネルギー
- 助成年度
- 2007年度 研究助成
- 助成期間
- 2年
2008年4月〜2010年3月
- 助成金額
- 13,604,000円
- 対象地域
- 日本国内、タイ、インドネシア、ブラジル他
団体概要
- 代表者
- 教授 小嶋 睦雄
- プロフィール
- 専門分野
森林共生学、まちづくり・むらおこし論、農的環境科学論
所属学会
日本森林学会、林業経済学会、富士学会、日本環境学会
経歴(職歴・学位)
1972年 九州大学大学院農学研究科博士課程中退、 同年6月 静岡大学農学部助手、助教授を経て、1992年 教授。農学博士。 - 連絡先
- 〒422-8529 静岡市駿河区大谷836番地
TEL:054-238-4843
http://www.shizuoka.ac.jp/ - 共同研究者
- 静岡大学農学部/教授 鈴木恭治、静岡大学工学部/准教授 松田 智、NPO法人地球と未来の環境基金/理事長 高橋広明
- 研究実績
- ①「 日本の海岸林(」分担)村井宏他、1992年 ソフトサイエンス社
- ②「 新原則時代の協同組合」(分担)白石昌彦監修、1996年 家の光協会
- ③「 ニューフォレスターズ・ガイド」(分担)全林協編、1996年増刷中、全林協
- ④「 人間環境科学論」(分担)非売品 絶版、静岡大学人間環境科学科、2002年
- ⑤「 森林資源管理の社会化(」分担)堺 正紘編著、九州大学出版会、2003年
- ⑥「 森づくり連携事業に向けた組織間の合意形成に関する研究」共著、那須大輔他中森研 No26.2007
- ⑦「 エコツーリズムと環境保全のあり方に関する韓日比較研究」共著、崔 温柔、115林学術講 2004年
- ⑧「 熱帯地域における環境保全とエコツーリズムに関する研究」共著、Wino Herdiana、115日学術講 2004年
これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。