三井物産環境基金
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INDEX="283"
NAME="インドネシア中央カリマンタンにおける砂金採掘に伴う水銀汚染の環境影響に関する研究"
TYPE="研究助成,"
YEAR="2007年度,"
AREA="日本全国,中部,近畿,九州・沖縄,アジア,"
KIND="大学,"
ORG="公立大学法人 滋賀県立大学 環境科学部環境生態学科 教授 永淵 修"
公立大学法人 滋賀県立大学 環境科学部環境生態学科 教授 永淵 修
インドネシア中央カリマンタンにおける砂金採掘に伴う水銀汚染の環境影響に関する研究
研究助成
- 案件概要
砂金採掘が盛んに行われているインドネシア・カリマンタン州(カリマンタン島中央部)では、金の精製に際し多量に使用される水銀の、大気への放出、拡散および水系への移動により、人への健康影響や生態系への影響に、大きな懸念が生じている。このような状況に鑑み、本研究では、金採掘に伴う、環境中への水銀拡散に関わる詳細な調査を実施する。具体的には、河川水、底質、魚類、底生生物等に含まれる水銀濃度を調査し、食物連鎖による生物濃縮状況を明らかにする。さらに、特に水銀が高濃度の地域については、大気中での拡散状況、拡散範囲、放出量を推計するほか、地域住民の毛髪中の水銀濃度も測定する。これらの結果をもとに、環境中における水銀の暴露量を算出し、生態リスクを検討する。なお、研究にあたっては、インドネシアのパランカラヤ大学農学部と連携する。
- 対象領域
- 水産資源・食料生物多様性
- 助成年度
- 2007年度 研究助成
- 助成期間
- 2年10ヶ月
2008年6月〜2011年3月
- 助成金額
- 16,719,500円
- 対象地域
- インドネシア中央カリマンタン、屋久島、富士山、琵琶湖
団体概要
- 代表者
- 教授 永淵 修
- プロフィール
- 専門分野
環境科学
所属学会
IWA、日本水環境学会、日本陸水学会、雪氷学会、土木学会、日本環境科学会、日本エアロゾル学会、地球化学会
経歴(職歴・学位)
1974年 福岡県庁入庁、2004年 千葉科学大学教授、2008年 滋賀県立大学教授。博士(工学)。 - 連絡先
- 〒522-8533 滋賀県彦根市八坂町2500
TEL:0749-28-8309
http://www.usp.ac.jp/japanese/ - 共同研究者
- 豊橋技術科学大学/教授 井上隆信、富山県立大学短期大学部/教授 川上智規
- 研究実績
- ①永淵修,伊利 沙丁,井上隆信,海老瀬潜一,浮田正夫: 除草剤メフェナセットの流出量評価のための簡易モデルの検討,水環境学会誌,29,809-813, 2006
- ②T. Kawakami, T. Inoue, O. Nagafuchi, S. Kagaya, R. Elvince and Ir. M. Si Ardianor, Extremely high concentration of atmospheric mercury associated with gold mining in the central Kalimantan, Indonesia, J.Ecotechnology Research, Vol. 13, No. 3, 232, 2007
- ③R. Elvince, T. Inoue, U. Darung, T. Kawakami,O. Nagafuchi and K. Tsushima, Mercury Comtamination in Lake Tilap, Central Kalimantan, Indonesia, J.Ecotechnology Research , 2008
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